Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

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あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。


皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。


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さて、昨年を振り返りますと、近代以降これまでにない激動の1年だったと存じます。


コロナウイルスの問題は完全解決には至りませんでしたが、アフターコロナに向けて移行段階に入りつつあります。
一方でロシアとウクライナ間で戦争が勃発し多くの方が心を痛めています。


多くの人が、様々な制限の中で、急速に変化する環境への対応を求められる日々でしたが、これを見方を変えますと、これまでの「経済成長時代」から「心の成長時代」へ、世界に先駆けてこの国が次の時代に向けてチャレンジしているとも捉えられます。


「経営の在り方」「働き方の在り方」「コミュニケーションの在り方」「大切なことの在り方」様々な在り方について考えていくことで人間が主役になる社会に向かっていく・・・


そんな1年でしたが、大変な状況が相次ぐ中でも次のような明るい話題は私達を大きく勇気づけてくれました。


・北京オリンピックにて、羽生選手が世界で初めて4回転半アクセルが認められ、平野歩夢選手がスノーボードで金メダルを獲得するなど、様々な選手が活躍し、過去最多の18個のメダルを獲得

・藤井聡太さんが、10代初の五冠達成

・「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞

・ロッテ佐々木朗希が28年ぶり完全試合

・沖縄が本土復帰50年を迎える

・西九州新幹線が開業

・サッカーワールドカップで日本が強豪国に次々と勝利するなど大活躍


2022年はコロナの問題が解決しきらず、世界情勢も混乱した中、難しい選択にも負けず、勇気をもって答えのない問題に挑戦し続けたそんな1年だったといえるのではないでしょうか?


新たに迎える2023年は、自分たちの力を信じ、希望に溢れた未来を創造し、切り開いていくその始点となる1年になればと考えています。     


人事労務の分野では「幸福の時代」に向けて、これまでの価値観を再構築し、企業と労働者の幸せな関係について考え、これを追求し、確実に成長していく強さと勇気をもって未知のステージに飛び込むことを恐れずチャレンジし壁を乗り越えていくことが重要になってくると考えられます。


私どもは、本年が皆様にとって、労使が互いに力強く繋がり存分に力を発揮することでさらなる成長・発展していく雲外蒼天の年となるよう、人事・労務管理を通して「先義後利の精神」を大切にし、誠心誠意の気持ちをもって業務に取りくんでまいる所存でございます。


また、このブログを通して、皆様のお役に立つ情報の提供にも努めて参りたいと思います。


昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



Faitih経営労務事務所 ・ 株式会社 Faith Up  

特定社会保険労務士 髙田 崇一   特定社会保険労務士 土井 文子   職員一同

本年も誠に有難うございました

本年もあっという間に過ぎ、今日が令和4年の最終営業日となりました。


今年も一年、皆様、ご愛顧の程、誠に有難うございました。


心より御礼申し上げます。


日々私どもを支えて下さっている皆様のおかげで、今の私どもがございます。


このことを肝に銘じ、更なる精進と飛躍を決意し、来年を迎えてまいる所存でございます。


今年はまだ新型コロナウイルスの影響が続く中、ロシアとウクライナ間で戦争が起きるなど激動の1年でした。


未知のことが次々に起こる中で、新たなチャレンジに向けて社会が、そして個々が変化の中を一歩一歩前に進んでおられました。


いかなる環境の中でも強い意志を持ち、未来を探り、前に進もうと必死に頑張り続ける方々の姿に、励まされながら、私達もチャレンジを恐れず、頑張ろうと前に進んだ一年でした。


感謝の心を原動力に「砥礪切磋」の心持ちを大切にし、誠心誠意取り組んでまいりますので、


皆様、来年も変わらぬ お引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


2023年が雲外蒼天 し、皆様に取りまして素晴らしい1年でありますよう 心よりお祈り申し上げます。


【年末・年始休業のお知らせ】
年末・年始期間の営業に関しまして、下記の通りご案内させて頂きます。
『年末・年始休業日』

令和4年12月30日(金)~ 令和5年1月5日(木)


なお、年末・年始休業日中にお寄せ頂いたお問い合わせに関しましては、1月6日(木)より順次対応させて頂きます。


期間中は何かとご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。


Faith経営労務事務所
特定社会保険労務士   髙田 崇一  ・  土井 文子  ・  職員一同

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あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。


皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

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さて、昨年を振り返りますと、コロナからの完全な脱却はならぬものの、明るい未来への兆しが見える形での年末となり、苦難な環境の中でも、多くの方が、今後の在り方を模索しつつ、未来に希望を描き前を向いて歩みを進めた1年だったと考えられます。


・2021年の振り返り


コロナウイルスによる、制限された生活は私たちのこれまでを振り返るきっかけを与えてくれました。


また、コロナ禍の期間は2年に及び私たちの生活様式を大きく変え、この変化は今後も続いていくと予想されます。


「これまでになかった付加価値」が新たに生まれるとともに、これまでの「付加価値」が通用しなくなりつつもあります。


企業はこの変化を敏感に察知し、「サステナビリティ」ある事業形態に新たに進化しようとしています。


「働き方」についても、いよいよ旧来の価値観が本格的に変わろうとしています。


ハラスメントの問題からさらに一歩踏み込み、個々の価値観を尊重するダイバーシティに配慮した環境をどう作っていくかが人材獲得において重要になりつつあります。


また、働く人は一人一人が自律的に自身のキャリアについて考え、成長することが求められるようになっています。


そして、企業にはこれに答えることができる企業文化(フィロソフィー)を構築することが求められています。


頑張る人が安心して頑張れる環境を整える、心理的安全性を確保した関係性づくりがこれからのキーワードとなります。


「多様な価値観を受け入れるためのコミュニティ作り」
「仕事や役割に応じた評価制度」「時間や場所に縛られない仕事の進め方」
「ライフワークバランスが取れ、自律的に働くことができる労働時間管理とは」
「仕事とはなにか、何故私達は働くのかに答えることができるための企業の社会的存在価値の構築」
「サステナビリティが担保されたサービス、付加価値の提供」等々、対峙しなければいけない課題は上げればきりがありません。


新たに迎える2022年は、コロナ禍を克服し、この2年で経験した苦しみを糧に、新しく輝ける未来に向かう復活の1年になればと考えています。      


人事労務の分野では「ポストコロナ」に向けて、変化しつつある働き方へのチャレンジを継続し、企業と労働者がそれぞれ自立しつつも、一体となり、進化を恐れぬ強さと勇気をもって次の時代を切り開いていくために確実に前進していくことが重要になってくると考えられます。


私どもは、本年が皆様にとって、労使の次世代への思いが重なり互いに「共感」できる関係を創っていきながら、存分に双方が力を発揮することでさらなる成長・進化を遂げてゆく一陽来復の年となるよう、人事・労務管理を通して「先義後利の精神」を遵守し、誠心誠意の気持ちをもって業務に取りくんでまいる所存でございます。


また、このブログを通して、皆様のお役に立つ情報の提供にも努めて参りたいと思います。


昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



Faitih経営労務事務所 ・ 株式会社 Faith Up  

特定社会保険労務士 髙田 崇一   特定社会保険労務士 土井 文子   職員一同

本年も誠にありがとうございました

本年もあっという間に過ぎ、今日が令和3年の最終営業日となりました。


今年も一年、皆様、ご愛顧の程、誠に有難うございました。


心より御礼申し上げます。


日々私どもを支えて下さっている皆様のおかげで、今の私どもがございます。


このことを肝に銘じ、更なる精進と飛躍を決意し、来年を迎えてまいる所存でございます。


今年は昨年に続き世の中は困難な状況が続いてしまいました。


厳しい環境の中で、再生に向けて社会が、そして個々が逆風の中を一歩一歩前に進んでおられました。


どんな環境の中でも未来を探り、進もうと必死に頑張る方を見て、励まされながら、私達も頑張ろうと前に進んだ一年でした。


感謝の心を原動力に「失意泰然、得意冷然」の心持ちを大切にし、誠心誠意取り組んでまいりますので、


皆様、来年も変わらぬ お引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


2022年が苦尽甘来し、皆様に取りまして素晴らしい1年でありますよう 心よりお祈り申し上げます。


【年末・年始休業のお知らせ】
年末・年始期間の営業に関しまして、下記の通りご案内させて頂きます。
『年末・年始休業日』

令和3年12月30日(木)~ 令和4年1月5日(水)


なお、年末・年始休業日中にお寄せ頂いたお問い合わせに関しましては、1月6日(木)より順次対応させて頂きます。


期間中は何かとご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。


Faith経営労務事務所
特定社会保険労務士   髙田 崇一  ・  土井 文子  ・  職員一同

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あけましておけでとうございます

新年明けましておめでとうございます。


皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。


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さて、昨年を振り返りますと、私達が過去に経験したことがない激動の1年だったと存じます。


コロナウイルスは私達の既存の在り方に正面から多くの課題を突きつけました。


たくさんの人が困難を味わった痛ましいことの多い日々でしたが、これをあえて前向きに捉えるとすれば、これまでとは違う価値観、考え方について触れ、私達が更に進化していくためのヒントを得ることができる機会になったとも捉えられます。


「経営のあり方」「会議のあり方」「コミュニケーションのあり方」「本当に大切なこと、大切と思っていたこと」
「テレワークなど新しい働き方」「仕事に対する評価のあり方」「ライフワークバランスを取るための時間の在り方」
「仕事とはなにか」「何故私達は働くのか」「サステナブルの重要性」等々、対峙しなければいけなかった課題は上げればきりがありません。


そんな1年でしたが、厳しい状況が相次ぐ中でも次のような明るい話題は私達を大きく勇気づけてくれました。


・全豪車いすテニス、男女日本勢優勝

・井山裕太棋聖が棋聖戦8連覇

・山手線49年ぶり新駅「高輪ゲートウェイ駅」開業

・スパコン計算速度で「富岳」が世界一

・将棋の藤井聡太七段が最年少タイトル

・テニス・大坂なおみが全米オープン優勝

・スマホ5G時代本格化、アップルなど各社が対応機種発売

・牡馬、牝馬ともに無敗三冠馬誕生

・野口聡一さん搭乗の米民間宇宙船打ち上げ成功


2020年は世界情勢が混乱する中、歯を食いしばりながらも前を向きつつ未来に希望を描き、次々と変化してゆく状況に難しい選択を求められながらも、これまでの固定概念を捨てて様々な事に挑戦し続けたそんな1年だったのではないでしょうか?


新たに迎える2021年は、コロナ禍が少しづつ落ち着き、昨年の経験が進化の糧となり、明るい未来に向かう復活の1年になればと考えています。      


人事労務の分野では「ニューノーマル時代」に向けて、既存の価値観の縛りから脱却し、企業と労働者の新たな在り方についてフラットに物事を捉えながら考え、確実に前進していく強さと勇気をもって変化を恐れずチャレンジし続けることが重要になってくると考えられます。


私どもは、本年が皆様にとって、労使が互いに力強く繋がり存分に力を発揮することでさらなる成長・発展していく一陽来復の年となるよう、人事・労務管理を通して「先義後利の精神」を遵守し、誠心誠意の気持ちをもって業務に取りくんでまいる所存でございます。


また、このブログを通して、皆様のお役に立つ情報の提供にも努めて参りたいと思います。


昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



Faitih経営労務事務所 ・ 株式会社 Faith Up  

特定社会保険労務士 髙田 崇一   特定社会保険労務士 土井 文子   職員一同

本年も誠にありがとうございました。 

本年もあっという間に過ぎ、今日が令和2年の最終営業日となりました。


今年も一年、皆様、ご愛顧の程、誠に有難うございました。


心より御礼申し上げます。


日々私どもを支えて下さっている皆様のおかげで、今の私どもがございます。


このことを肝に銘じ、更なる精進と飛躍を決意し、来年を迎えてまいる所存でございます。


今年は誰もがこれまで経験したことがない状況で大変なことが多かったと思います。


その中でも必死に頑張る方を見て、励まされながら、頑張ろうと前に進んだ一年でした。


感謝の心を原動力に「一心一意」の心持ちを大切にし、誠心誠意取り組んでまいりますので、


皆様、来年も変わらぬ お引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


2021年が一陽来復し、皆様に取りまして素晴らしい1年でありますよう 心よりお祈り申し上げます。


【年末・年始休業のお知らせ】
年末・年始期間の営業に関しまして、下記の通りご案内させて頂きます。
『年末・年始休業日』

令和2年12月30日(水)~ 令和3年1月5日(火)


なお、年末・年始休業日中にお寄せ頂いたお問い合わせに関しましては、1月6日(水)より順次対応させて頂きます。


期間中は何かとご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。


Faith経営労務事務所
特定社会保険労務士   髙田 崇一  ・  土井 文子  ・  職員一同


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ちょっとオススメこのお店 213 (達屋)

今日のお店は少し健康を意識して・・・・・


梅田にあります、「無農薬野菜・こだわり素材 達屋」さんです。


名前の通り、一つ一つの食材にこだわって、和洋中を問わない料理を食べさせてくれるお店です。




















このお店有難いのは結構遅くまでやっている事。


遅くなると、ラーメン屋どんぶりのお店が多くなりますが、そんな時に助かります。


ご興味のある方は是非・・・


達屋 TAZ-YA 阪急梅田店
大阪府大阪市北区芝田1-6-13

あがる給与水準?

日本政策金融公庫が「中小企業の雇用・賃金に関する調査結果」なるものを発表しています。


これによると、雇用については、あい変らず不足感が強くなっているようで、 2015年12月において、正社員が「不足」と回答した企業割合が、全業種計で45.4%となり、前年同月(44.3%)から1.1ポイント上昇しています。


ちなみに 「適正」と答えたのはは45.1%、「過剰」は9.5%となっています。


実際、2015年に正社員数を前年から「増加」させた企業割合は30.9%、「減少」させた割合は18.0%で、2014年実績と比べると、「増加」は7.4ポイント低下、「減少」は0.4ポイント上昇しており、以前よりは勢いが落ちつつあるものの、人不足の実態がよくわかります・


「増加」した企業の50.3%、「減少」した企業の61.2%が正社員が「不足」と回答していて、こんな点からも必要な従業員を雇用できていない企業が多く存在することがうかがえます。


中小企業の雇用


上記のような流れがあってか、賃金を見ると、2015年に正社員の給与水準を前年から「上昇」させた企業割合は、50.4%二も上がっているようです。


このように50%をこえるのは、2年連続。


その理由を見ると、1番多いのは「自社の業績が改善」(45.3%)ですが、次いで「採用が困難」(14.0%)とありますので、給与を上げざるを得ない企業の苦しい懐事情が垣間見えます。


2016年についても、43.9%の企業が「上昇」させると回答していて、特に正社員が「不足」している企業でその割合は高くなっています。


アベノミクスでは、非常に強い賃金の底上げが求められていますが、確実にその影響は出てきているのかもしれません。


ただし、大切なことはこのような賃金が一過性のものにとどまらないことです。


この流れが無理やりではなく、景気の向上につながってくれればよいのですが・・・・


未来に夢が見えにくく、不安を抱いている人が多いと聞きますので、アベノミクスでは、そういう根本的なところを改善してもらえると良いのですが・・・


中小企業の雇用・賃金に関する調査結果   (全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

ちょっとおすすめこのお店 120 (関東煮 きくや)

本日のおすすめは、玉造にあります「関東煮 きくや」さんです。


玉造を降りて、どこか昼飯を食べるところがないだろうか、と彷徨っていたところ、「うどん・おでん」の暖簾が・・・


大変失礼ですが、見た目は寂れた感じで「店やってるの?」と訝しげに思いながらも、とりあえず「うどん」でも食べよう、と中に入ったところ・・・




なんと、店は満席、人でにぎわっているではありませんか!!


しかも、うどんを食べている人は誰もおらず、このお店の名物おでんを美味しそうに頬張っています。

おでん
目の前に「ど~~ん」とおでん。うどんの出る幕はない (T_T)



おでんで、昼食? セットメニューでもあるの?とちょっと困惑していたところ、常連と思われるお客さんが、


「ちくわ、はんぺん・・・・(おでんの具)、そして、軽飯に、玉水!!」


となれた口調でおっしゃるではありませんか。


これは私も負けてなるまじ、と好きなおでんと、軽飯(軽めのご飯の略)、よくわからず「玉水』なるものを注文。

ランチ
これがノーマルなようです。


結果・・・・・、うまいです、おでん、玉水も。


いかにも下町のおでん屋という感じですが、ネタがよくしゅんでいて、うまい。

大根


また、「ウメ」とか昭和の人しかわからないネタも普通にあり、これが哀愁を感じてうれしい。

うめ
これ、親父がよく食べてました・・・


ご飯とおでんをワシワシ食べて大満足でした。


そして、「玉水」。


これはおでん出汁に卵を落としたもので、その他にも昆布や麩が入っていて、私は非常にお気に入り。

玉水2



おでんと、玉水と飯の組み合わせが昭和な感じ全開で、なんだか懐かしさを感じる美味しさでした。


冬はもっといいだろうな~~、なんて感じつつ。


ご興味のある方は是非・・・


店名    :きくや
TEL    :06-6976-9629
住所   :大阪府大阪市東成区東小橋1-1-17 西本ビル 1F
営業時間 :11:30~22:00
定休日   :土曜・日曜・祝日

男性が多い職場とセクハラと労災の関係


近年、セクハラ等による労災請求、その後の民事訴訟等が増えていますが、そんな中で示唆に富む判例が出ています。



【園田競馬場事件(大阪高裁平成24年12月25日・労判1079号98頁)】



【事案の概要】

本件は、兵庫県競馬組合園田競馬場において、マークレディ(園田競馬場において勝馬投票券購入のためのマークシートの記入方法等を案内する担当係員の通称)として稼働していたXが、園田競馬場で警備員として勤務していたCに殺害されたことにつき、Xの遺族が、本件災害がXの業務に起因するものであると主張して、労働者災害補償保険法に基づく遺族補償年金と遺族補償年金前払一時金及び葬祭料とをそれぞれ不支給とした尼崎労働基準監督署長の各処分の取消しを求めた事案。



原審は、原告の請求をいずれも棄却した。




【裁判所の判断】


原判決を取り消す。


遺族保障年金等不支給処分を取り消す。




【判例のポイント(一部抜粋)】

① 
労働者(被災者)が業務遂行中に、同僚あるいは部下からの暴行という災害により死傷した場合には、当該暴行が職場での業務遂行中に生じたものである限り、当該暴行は労働者(被災者)の業務に内在または随伴する危険が現実化したものと評価できるのが通常であるから、当該暴行が、労働者(被災者)との私的怨恨または労働者(被災者)による職務上の限度を超えた挑発的行為もしくは侮辱的行為によって生じたものであるなど、もはや労働者(被災者)の業務とは関連しない事由によって発生したものであると認められる場合を除いては、当該暴行は業務に内在または随伴する危険が現実化したものであるとして、業務遂行性を認めるが相当である。


そして、その判断に当たっては、暴行が発生した経緯、労働者(被災者)と加害者との間の私的怨恨の有無、労働者(被災者)の職務の内容や性質(他人の反発や恨みを買いやすいものであるか否か。)、暴行の原因となった業務上の事実と暴行との時間的・場所的関係などが考慮されるべきである。





男性警備員が、来場者や警備員を含めて圧倒的に男性が多い園田競馬場において、近隣で1対1の関係にもなり得る数少ない魅力的な女性であるマークレディに対して、恋愛感情を抱くことも決してないとはいえず、その結果、男性警備員が良識を失い、ストーカー的行動を引き起こすことも、全く予想できないわけではない


そして、これは、前記のそれぞれの採用条件や配置状況等に照らすと、単なる同僚労働者間の恋愛のもつれとは質的に異なっており、いわばマークレディとしての職務に内在する危険性に基づくものであると評価するのが相当である。


現に、本件組合も、マークレディと来場者との間のセクハラ行為を巡るトラブルやマークレディと警備員との間のセクハラ発言を巡るトラブルの存在を把握している(なお、判明している件数は少ないものの、このようなトラブルは性質上表沙汰にならないものも少なくないものと考えられる。)。



園田競馬事件




この判例はセクハラと労災の関係において、非常に考えさせられるものがあります。


この判例から考えると、私達は、男女が共労する職場においては、ハラスメント等を含めたリスクが業務の中に常に介在しているということを前提に物事を判断していく必要があるのかもしれません。


そして、そのリスクは男性が多い職場程増していく・・・


ハラスメント等研修においてはこのような観点からも社員の方々の危機意識を促していく必要がある時代です。

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オフィスT&D Faith(フェイス)経営労務事務所は、大阪市北区に事務所を構える社会保険労務士事務所です。最適な人事労務管理など、様々なご要望にお応えいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

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