Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

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働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱

厚生労働省は先週金曜日に第140回労働政策審議会労働条件分科会を開催し、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱」を公表しています。


内容としては、「労働時間の上限規制」「中小事業主に対する一箇月について六十時間を超える時間外労働に対する割増賃金率の適用」「年次有給休暇(5日間の付与義務)」「フレックスタイム制(清算期間の上限を三箇月に延長)」「企画業務型裁量労働制(対象業務の追加)」「高度プロフェッショナル制度」などの労働基準法改正にとどまらず、同一労働同一賃金と言われた、いわゆる働き方改革に関する派遣法、労働契約法等の改正についても網羅されています。

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今後この法律案要綱がどうなるのかは不明ですが、この非常に重要な内容となりそうですので、今後、その内容について少しずつお伝えします。


【第140回労働政策審議会労働条件分科会】

議事次第

「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱」(諮問)

時間外労働の上限規制等について(建議)

今後の労働時間法制等の在り方について(建議)

過労死等に関する実態把握のための労働・社会面の調査研究事業報告書

厚生労働省が、平成28年度「過労死等に関する実態把握のための労働・社会面の調査研究事業」の報告書を公表しています。


この調査研究は、「過労死等の防止のための対策に関する大綱」(平成27年7月24日閣議決定、以下「大綱」という)において、過労死等の発生要因が明らかでない部分が多いため、実態解明のための調査研究を行うことが重要と考え、平成27年度より実施されているものです。


また、大綱では、過労死等の全体像を明らかにするためには、雇用労働者のみならず法人役員・自営業者も調査を行う必要があることや、自動車運転従事者、教職員、IT産業、外食産業、医療など、過労死等が多く発生しているとの指摘がある職種・業種について、より掘り下げた調査研究を行うことが必要であるとされています。


こうしたことから、平成28年度は、自動車運転従事者、外食産業、法人役員、自営業者についてアンケート調査を実施し、あわせて平成27年度の委託事業で実施した労働者に対するアンケート調査について、再集計・分析を実施しています。


<平成28年度調査研究結果のポイント>
① 平成27年度調査結果の再集計・分析
・「労働時間を正確に把握すること」及び「残業手当を全額支給すること」が、「残業時間の減少」、「年次有給休暇の取得日数の増加」、「メンタルヘルスの状態の良好化」に資することが示唆される。

・『残業時間を0時間に近づける』ことが「年次有給休暇の取得日数の増加」、「メンタルヘルスの状態の良好化」に、また、残業を行う場合に『所属長が残業を承認する』ことが、 「残業時間の減少」、「メンタルヘルスの状態の良好化」に資することが示唆される。

・『最長の週の残業時間が30時間以上であること』、『ハラスメントがある職場』は、「メンタルヘルスの状態の悪化」を招く傾向にあるが、『裁量をもって仕事を進めることができる』、『仕事に誇りややりがいを感じる』または『適当な仕事量である』職場環境を構築することは、「メンタルヘルスの状態の良好化」に資することが示唆される。


② 企業・労働者調査
○自動車運転従事者(バス、タクシー、トラック)に係る調査結果
・企業調査、労働者調査ともに所定外労働が発生する主な理由はほぼ同じで、「バス」では「仕事の特性上、所定外でないとできない仕事があるため」、「人員が足りないため」が多く、「タクシー」では「人員が足りないため」、「予定外の仕事が突発的に発生するため」が多く、「トラック」では「取引先の都合で手待ち時間が発生するため」、「仕事の特性上、所定外でないとできない仕事があるため」が多かった。

・労働者調査において、業務関連のストレスや悩みの内容をみると、「バス運転者」では「長時間労働の多さ」、「タクシー運転者」では「売上・業績等」、「トラック運転者」では「仕事での精神的な緊張・ストレス」がそれぞれ最も多かった。

○外食産業に係る調査結果
・企業調査、労働者調査ともに所定外労働が発生する主な理由はほぼ同じで、「スーパーバイザー等(※)」では「人員が足りないため」、「予定外の仕事が突発的に発生するため」が多く、「店長」では「人員が足りないため」、「欠勤した他の従業員の埋め合わせが必要なため」が多く、「店舗従業員」では「人員が足りないため」、「業務の繁閑の差が激しいため」が多かった。
 ※スーパーバイザー等とは、スーパーバイザー・エリアマネージャー(複数の店舗を担当し、売上やレイアウト、在庫管理等の店舗運営について支援・指導を行う者)のことをいう。

・労働者調査において、業務関連のストレスや悩みの内容をみると、「スーパーバイザー等」と「店長」では、「売上げ・業績等」、「店舗従業員」では、「仕事での精神的な緊張・ストレス」がそれぞれ最も多かった。


③ 自営業者・法人役員調査結果
・労働時間が長くなると、疲労蓄積度(仕事による負担度)が高い者や、ストレスを感じている者の割合が高くなる。

・休日における息抜き・趣味活動・家族の団らん等の時間が足りていると感じている者については疲労蓄積度(仕事による負担度)が低くなる傾向であり、労働時間が長い者であっても、自分のペースで仕事ができる者については、疲労蓄積度(仕事による負担度)が低くなる傾向にある。

修行

まぁ、いずれも考えれば当たり前の結果ですが・・・


「労働時間の把握」や「残業申請制度の実施」「残業手当の支払い」等、労務管理の基本をきっちりすることが、労務リスクを大きく下げ得る原動力になることが分かる内容となっています。


何事もスーパーマンのような近道はありません。


当たり前のすべきことを確実に一歩一歩、進め、継続していくことが大切です。

報告書(概要版)


平成28年度厚生労働省委託事業(本調査研究事業は、みずほ情報総研株式会社に委託して実施しました。)
<全体版> 
平成28年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面の調査研究事業報告書

<分割版>
表紙・目次・第1章 調査研究事業の概要
第2章 既存の統計資料等の整理
第3章 運送業における労働時間と働き方に関する調査
第4章 外食産業における労働時間と働き方に関する調査
第5章 自営業者における労働時間と働き方に関する調査
第6章 法人役員における労働時間と働き方に関する調査
参考資料 (調査票・単純集計・既存統計)

労働法改正案の行方

秋の臨時国会の焦点となっている労働基準法改正案。


これを議論する厚生労働省の労働政策審議会分科会が30日に開催されました。


論議の中では「高度プロフェッショナル制度」(よくノー残業法案とか言われているものです)と「残業時間の上限規制」を法案に一本化するかどうかに焦点が当たっていたようです。


この改正案は2015年に国会に提出されていますが、いろいろ反対があり、2年以上審議されないままとなっています。


労働政策審議会というのは、厚生労働省の諮問機関で、労使と有識者の3者が同数で構成されます。


今回の審議会では厚生労働省の山越敬一労働基準局長は「高度プロと残業規制を一つにまとめるのが適当だ!!」といい、これに賛成する形で、使用者側の輪島忍・経団連労働法制本部長は「ワンパッケージにすることで健康確保と生産性向上の両方が確保される」とするものの、労働側委員の村上陽子・連合総合労働局長は「残業上限規制は早期に実現すべきだが、(高度プロが盛り込まれた)15年法案とは趣旨が異なる」と一本化には反対しています。


連合は先日「高プロ」について、「高プロ容認に応じた」と批判を集めたことが注目を集めていましたが、労働者側・会社側双方がそれぞれの主張をするだけにとどまらず、グローバル化により企業を取り巻く競争環境が変わっていることを前提に今後のあるべきこれからの働き方という観点で、真剣に向き合った話し合いがなされることを期待するばかりです。


厚生労働省は連合の要請をもとに改正案を修正する方針だそうで、9月中には労働政策審議会に法案の要綱を示す予定をしています。

幸せ

この国の未来や将来の子供たちの事を考えて、理屈や対案なき「反対」の為の「反対」や「不必要な思考停止による立ち止まり」は避けて議論が前に進めばいいですね。


<労働基準法等の一部を改正する法律案の概要>
Ⅰ 長時間労働抑制策・年次有給休暇取得促進策等
(1) 中小企業における月60時間超の時間外労働に対する割増賃金の見直し
• 月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率(50%以上)について、中小企業への猶予措置を廃止する。(3年後実施)

(2) 著しい長時間労働に対する助言指導を強化するための規定の新設
・ 時間外労働に係る助言指導に当たり、「労働者の健康が確保されるよう特に配慮しなければならない」旨を明確にする。

(3) 一定日数の年次有給休暇の確実な取得 
• 使用者は、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、5日について、毎年、時季を指定して
 与えなければならないこととする
  (労働者の時季指定や計画的付与により取得された年次有給休暇の日数分については指定の必要はない)。

(4)企業単位での労働時間等の設定改善に係る労使の取組促進(※労働時間等の設定の改善に関する特別措置法の改正)
• 企業単位での労働時間等の設定改善に係る労使の取組を促進するため、企業全体を通じて一の
 労働時間等設定改善企業委員会の決議をもって、年次有給休暇の計画的付与等に係る労使協定
 に代えることができることとする。

Ⅱ 多様で柔軟な働き方の実現
(1) フレックスタイム制の見直し
• フレックスタイム制の「清算期間」の上限を1か月から3か月に延長する。

(2) 企画業務型裁量労働制の見直し
• 企画業務型裁量労働制の対象業務に「課題解決型提案営業」と「裁量的にPDCAを回す業務」を
 追加するとともに、対象者の健康確保措置の充実や手続の簡素化等の見直しを行う。

(3) 特定高度専門業務・成果型労働制(高度プロフェッショナル制度)の創設
• 職務の範囲が明確で一定の年収(少なくとも1,000万円以上)を有する労働者が、高度の専門的
 知識を必要とする等の業務に従事する場合に、健康確保措置等を講じること、本人の同意や
 委員会の決議等を要件として、労働時間、休日、深夜の割増賃金等の規定を適用除外とする。
• また、制度の対象者について、在社時間等が一定時間を超える場合には、事業主は、その者に
 必ず医師による面接指導を受けさせなければならないこととする。(※労働安全衛生法の改正)

【第138回労働政策審議会労働条件分科会】
議事次第
資料No.1 働き方改革実行計画(抄)
資料No.2 「労働基準法等の一部を改正する法律案」について
参考資料No.1 時間外労働の上限規制等について(建議)
参考資料No.2 今後の労働時間法制等の在り方について(建議)

「在宅ワーカーと企業のマッチング好事例集」

今、いろんな働き方が出てきています。


ノマドワーカーやら、週末起業家やら、ダブルワーカーやら・・・


昔はおおむねサラリーマンだったわけですが、今では税も社会保険料もがっつりかかり、かつ、終身雇用制もどこに行ったのか、メリットが少なくなっているからかもしれません。


そんな働き方の一つに在宅ワーカーがあります。


企業が個人事業主と請負契約をし、特定の業務を依頼するというもので、時間に融通が利くなどの理由から、これらの働き方をする人が少しづつ増えてきています。

 
そんな在宅ワークについて、厚生労働省は、在宅ワークの活用に関心のある企業と在宅ワーカー向けに、発注に当たっての留意点や、具体的な受発注の例を紹介した事例集「在宅ワーカーと企業のマッチング好事例集」を制作し、ダウンロードを開始しています。


内容を見ると、事例集は中々役に立ちそうです。


ただ、どうしてもIT系が多いのは仕方がありませんが・・・
 

これから副業・兼業も増えるので、在宅ワークを考える場合は少し参考にしてみましょう!!


『在宅ワーカーと企業のマッチング好事例集』(平成28年度 厚生労働省作成)

残業は許容できません!!

時代と共に働く人の価値観は変わります。


特にこのところは、大きく変わりつつあります。


昔は、気合・根性・努力が良しとされていましたが、バブル崩壊後の時代を見て、その苦労が報われないことを見て育った人たちは、「無理をしない」人生を選ぶようになっているのかもしれません。


そんなことを感じる調査結果が出ていますので、ご紹介。


学校法人産業能率大学は「2017年度新入社員の会社生活調査」の中で、新入社員の残業に対する意識について調査を実施しました。


この調査は、同大学が今春開催した新入社員研修の参加者を対象に実施されたものですが、「1ヵ月の残業時間は、何時間程度許容できるか」という設問についての回答は以下のようになっています。


0時間 2.1%

1-10時間 13.1%

11-20時間 27.9%

21-30時間 24.9%

31-40時間 14.1%

41-50時間 9.2%

51-60時間 4.6%

その他 4.0%

30時間までの残業を許容する割合は68.0%だそうです。


男女別で見ると、男性が62,7%、女性が79.8%という結果。


この結果を逆説的に読むと、男性が62,7%、女性が79.8%が月30時間を超える残業は許容しないと言うことかもしれません。


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社会の常識は常に変わり続けます。


「男は働いてなんぼ」「若いときの苦労は買ってでもしろ」そんなことを言う人もまだまだ多いですが、そんな意見もそこに根拠がなければ今の若い人には響きません。

午後6時半の終業前に近づいてきては、「明日までに資料をつくってくれ」と事もなげに言うような態度は、妻と共働き、2歳の子がいて、家事や育児を分担中というような若者に嫌気を感じられるかもしれません。もしかしたら仕事は断らないかもしれませんが、内心はうんざりかも。


「専業主婦に支えられた男ばかりではないことに気づいてほしい」というようなお話もお聞きします。現状を本人が伝えても『昔は徹夜してでも仕事した』と逆に説教されるようでは、やる気も・・・・・


働き方、人づきあい、休日の過ごし方、お金の使い方……。1990年前後に入社して現在50歳前後の人と、20代~30代前半の若手の型では、育ってきた環境が大きく違います。


バブル期は実質経済成長率が5%前後でしたが、近年はほぼゼロ成長です。


女性の就業率(25~34歳)はバブル期に5割台でしたが、今は7割台。


人口減少・高齢化社会の問題、医療や介護の負担の問題は未来に暗い影を落としています。


ネットや携帯電話が普及し、経済も社会も激変し、仕事の在り方も大きく違います。


そんな環境の中で、「働き方」に対する考え方が昔のままであることが原因で、心が折れて病気になるケースも増えています。


ここのところの精神疾患の増加は右肩あがりで・・・


自分たちの価値を押し付けない。相手への思いやりを持つ。そんなことがいま改めて求められているのかもしれませんね。


今は声高に「働き方改革」の必要性が訴えられています。


では、いざ時短、と言うと、
「そんなのは無理だ、仕事をどうするんだ!!」という声がまだまだ聴かれます。


また、一方で、とにかく休みを増やせ、労働時間を減らせという、主張もよく聞くようになりましたが、いい加減に時間を減らせば良い、という問題でもありません。


当然、生産性は企業の生き残りに欠かせないので・・・


大切なことは、過去の常識を見直してみること。


ゼロベースで、多様な価値観を受け入れながら建設的・論理的な議論を、誠実に行って、どの様な働き方をしていくのかについて考えていくことが今大切なのではないでしょうか?

ニッポン一億総活躍プラン」フォローアップ会合

2017年5月17日に、「ニッポン一億総活躍プラン」フォローアップ会合なるものの第一回目がが開催されています。


この会合は、安倍晋三内閣総理大臣を議長とし、「一億総活躍社会」に向けた「ニッポン一億総活躍プラン(平成28年6月2日閣議決定)」で決定されたロードマップの進捗状況について、継続的な調査や施策の見直しの検討を行うため、新たに設けられています。


ようは、PDCAの「C」にあたる会議ですね。


よって、今回の会合では、各テーマの進捗状況と今後について資料が提出され、進捗状況について議論がなされています。


その中で、一億総活躍社会の実現に向けた横断的課題である「働き方改革」については、平成29年3月の働き方改革実現会議において「働き方改革実行計画」がまとめられたことなどが成果として挙げらています。


また、この流れを続けるために、今後の下記のような取り組みがなされようとしています。

① 同一労働同一賃金の実現など非正規雇用の待遇改善
ガイドライン案については、関係者の意見や改正法案についての国会審議を踏まえて、最終的に確定し、改正法の施行日に施行する。

法改正については、「働き方改革実行計画」を受けて詳細な内容の検討を進め、改正案の早期の国会提出を目指す。


② 長時間労働の是正
労働基準法改正法案等を早期に国会に提出するとともに、「働き方改革実行計画」に記載された業種毎の取組等を進める。
今後も、長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導を徹底するなど、引き続き、長時間労働是正に向けた法規制の執行強化を図る。

③ 高齢者の就業促進
将来的に継続雇用年齢等の引上げを進めていくための環境を整えていく。「65歳超雇用推進助成金」の積極的な活用を促進するため、あらゆる機会を活用して周知・広報を強化する。

「65歳超雇用推進マニュアル」について、継続雇用延長等の好事例追加等により更なる内容の充実を図るとともに、企業訪問によるマニュアルの普及や、マニュアルを活用した相談・援助により、企業等への働きかけを行う。

働き方改革

う~~ん、どれもこれも、川の流れが川上から川下に流れるような自然なものには感じることが出来ず、電動ポンプで川下から川上に水を送らせようとしているような流れの気が・・・・・


まぁ、企業にとっては、そんな大変流れですが、人材の活用、グローバル化に対応するためにも、「働き方改革」は必要必死です。


資料 1: 「ニッポン一億総活躍プラン」フォローアップ会合の開催について
資料 2: 「ニッポン一億総活躍プラン」フォローアップ会合運営要領案
資料 3: ニッポン一億総活躍プランのフォローアップ(概要)
資料 4: ニッポン一億総活躍プランフォローアップ資料
資料 5: 工藤 啓 議員 提出資料
資料 6: 松本理寿輝議員 提出資料
資料 7: 白河 桃子議員 提出資料
資料 8: 土居 丈朗議員 提出資料
資料 9: 松爲 信雄議員 提出資料
資料 10: 飯島 勝矢議員 提出資料

「テレワーク・デイ」が実施されます。

このところやたらと、テレワーク関連の記事や情報を見ることが増えています。


それもこれも、政府が強力にテレワークをプッシュしているからで・・・


テレワークは働き方改革の重要なファクターに位置付けられています。


そんなテレワークですが、今年7月24日にテレワーク国民運動プロジェクトとして、「テレワーク・デイ」が実施されるそうです。


7月24日は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開会日にあたり、毎年この日に実施することとなったようです。


いかに、力が入っているか、日程の設定方法からも垣間見えます。


じゃ、この日に何をするの?ということですが、まず国は、7月24日にテレワークが可能な企業において、朝の通勤電車や自動車等を極力利用せず、少なくとも始業から10時30分まで、テレワークの一斉実施を呼びかけています。


これは東京五輪開催において、テレワークによって朝の通勤ラッシュを緩和させようという目的があるからです。


どの程度効果があるのか、甚だ疑問ですが、徐々にオリンピックまでに普及するといいですね。


さらに、なるべく多くの人が取組みに参加できるよう、各企業において、実施可能な範囲で計画を作成することを促しています。


これは、国が作ったサイトに自社のテレワークに関する計画を公表する形となっています。


「自分の会社はテレワークをするぞ!!」と多くの方に宣言することで、その実行を進めようというわけですね。


① 該当時間帯にテレワークの実施またはトライアルを行う企業

【参加登録】
 ウェブサイトの登録フォームより実施計画を登録
 受付期間:平成29年4月18日(火)~7月21日(金)
 登録URL :https://teleworkgekkan.org/project/download.shtml

【実績報告】
 不要


また、大手企業には、テレワーク実施に際して効果測定も求めるようです。


② 効果測定が可能で、100名以上の大規模テレワークを実施する企業

【参加登録】
 指定の様式に実施計画を記載し、事務局へ提出
 受付期間:平成29年5月中旬~6月9日(金)

【実績報告】
 指定の様式に実施結果を記載し事務局へ提出
 受付期間:7月24日(月)~8月11日(金)


キャプチャ


テレワークについては、昔は「仕事が限られてしまう」「そもそもうちの企業では無理だ」というようなネガティブな声が根強かったですが、ここにきてICTの一層の進化により、低コストで簡単に実現可能になってきているため、積極的に取り入れようという流れが増えつつあります。


「仕事」にテレワークに合わせる、のではなく、「どうすればテレワークが可能なのか?」を考え、業務の効率化、ペーパレス化等を図るなど、「テレワーク」に仕事を合わせることが、ひいては全体的な業務の効率化につながりビジネスにおける新たな付加価値の創造にもつながるため、是非、これらに対応できるよう積極的に変化していきたいものですね。


7月24日にテレワーク国民運動プロジェクト 「テレワーク・デイ」を実施します

2020年に向けたテレワーク国民運動プロジェクト(テレワーク・デイ)

2020年に向けたテレワーク国民運動プロジェクト

テレワークサイト

インターバル制度導入時の就業規則

作興話題の勤務間インターバルについて、実際に就業規則に制度を導入する場合の規定例が厚生労働省から公開されています。


規定例は下記の2種類。


① 休息時間と翌所定労働時間が重複する部分を労働とみなす場合

(勤務間インターバル)
第○条 いかなる場合も、労働者ごとに1日の勤務終了後、次の勤務の開始までに少なくとも、
      ○時間の継続した休息時間を与える。
   2  前項の休息時間の満了時刻が、次の勤務の所定始業時刻以降に及ぶ場合、当該
      始業時刻から満了時刻までの時間は労働したものとみなす。


② 始業時刻を繰り下げる場合

(勤務間インターバル)
第○条 いかなる場合も、労働者ごとに1日の勤務終了後、次の勤務の開始までに少なくとも、
      ○時間の継続した休息時間を与える。
   2  前項の休息時間の満了時刻が、次の勤務の所定始業時刻以降に及ぶ場合、翌日の
      始業時間は、前項の休息時間の満了時刻まで繰り下げる。


また、勤務間インターバルの例外規定の例も掲載されています。


③ 災害その他避けることができない場合に対応するため例外を設ける場合
   「ただし、災害その他避けることができない場合は、その限りではない。」
    (①または②の第1項に追加)


以上となります。

kitchen_timer.png


これらの規定は、インターバル制度を考えるうえでの最低限の規定かと考えられます。


実務上は、これらの規定に実務上の注意事項や法的リスクを考えた文言、適用の貯めるルールなどを考えて盛り込んで行くことが大切です!!
 

(参考)勤務間インターバル就業規則規定例
   

時間外労働の上限規制

働き方改革実行計画において、大枠の基準が示された「時間外労働の上限規制」


2017年4月27日に労働政策審議会労働条件分科会において、その詳細な取扱いいに関する議論が始まっています。


その内容を見ていくと次のような感じです。【事務局案】


(1)限度時間等

【実行計画】
週40時間を超えて労働可能となる時間外労働の限度を、原則として、月 45 時間、かつ、年 360 時間とし、違反には以下の特例の場合を除いて罰則を課す。

特例として、臨時的な特別の事情がある場合として、労使が合意して労使協定を結ぶ場合においても、上回ることができない時間外労働時間を年 720 時間(=月平均 60 時間)とする。かつ、年 720 時間以内において、一時的に事務量が増加する場合について、最低限、上回ることのできない上限を設ける。

この上限について、


2か月、3か月、4か月、5か月、6か月の平均で、いずれにおいても休日労働を含んで、80 時間以内を満たさなければならないとする。


単月では、休日労働を含んで 100 時間未満を満たさなければならないとする。


加えて、時間外労働の限度の原則は、月 45 時間、かつ、年 360 時間であることに鑑み、これを上回る特例の適用は、年半分を上回らないよう、年 6 回を上限とする。


(2)適用除外等の取扱い

【自動車の運転業務】
現行制度では限度基準告示の適用除外とされている。その特殊性を踏まえ、拘束時間の上限を定めた「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」で自動車運送事業者への監督を行っているが、限度基準告示の適用対象となっている他業種
と比べて長時間労働が認められている。これに対し、今回は、罰則付きの時間外労働規制の適用除外とせず、改正法の一般則の施行期日の5年後に、年 960 時間(=月平均 80 時間)以内の規制を適用することとし、かつ、将来的には一般則の適用を目指す旨の規定を設けることとする。
5年後の施行に向けて、荷主を含めた関係者で構成する協議会で労働時間の短縮策を検討するなど、長時間労働を是正するための環境整備を強力に推進する。


【建設事業】
現在、限度基準告示の適用除外とされている。これに対し、今回は、罰則付きの時間外労働規制の適用除外とせず、改正法の一般則の施行期日の5年後に、罰則付き上限規制の一般則を適用する(ただし、復旧・復興の場合については、単月で 100 時間未満、2か月ないし6か月の平均で 80 時間以内の条件は適用しない)。併せて、将来的には一般則の適用を目指す旨の規定を設けることとする。
5年後の施行に向けて、発注者の理解と協力も得ながら、労働時間の段階的な短縮に向けた取組を強力に推進する。


【医師】
時間外労働規制の対象とするが、医師法に基づく応召義務等の特殊性を踏まえた対応が必要である。
具体的には、改正法の施行期日の5年後を目途に規制を適用することとし、医療界の参加の下で検討の場を設け、質の高い新たな医療と医療現場の新たな働き方の実現を目指し、2年後を目途に規制の具体的な在り方、労働時間の短縮策等について検討し、結論を得る


【新技術、新商品等の研究開発の業務】
現行制度では適用除外とされている。これについては、専門的、科学的な知識、技術を有する者が従事する新技術、新商品等の研究開発の業務の特殊性が存在する。
このため、医師による面接指導、代替休暇の付与など実効性のある健康確保措置を課すことを前提に、現行制度で対象となっている範囲を超えた職種に拡大することのないよう、その対象を明確化した上で適用除外とする


(3)新たな指針に盛り込むべき事項

【実行計画】
他方、労使が上限値までの協定締結を回避する努力が求められる点で合意したことに鑑み、さらに可能な限り労働時間の延長を短くするため、新たに労働基準法に指針を定める規定を設けることとし、行政官庁は、当該指針に関し、使用者及び労働組合等に対し、必要な助言・指導を行えるようにする。

⇒ 現行の限度基準告示及び労使合意を踏まえれば、新たな指針に盛り込むべき事項としては
  以下のような事項が考えられるがどうか。

・ 特例による延長時間をできる限り短くする努力義務
・ 特例に係る割増賃金率を法定基準を超える率とする努力義務
・ 特例の場合に実施する健康・福祉確保措置の内容の例示
・ 労働時間を延長する必要のある業務の区分を細分化すること

⇒ さらに、休日労働についてもできる限り抑制するよう努めなければならないことを盛り込んで
  はどうか。


以上となります。


time_machine.png


上限規制を設けるだけでも、いろんな課題があるところ、これまで適用除外だった業種が適用の対象となるなど、大きな変化を招きそうな内容です。


今後も審議の動向に注目です!!


論点について(事務局案)


論点に関する参考資料


厚生労働省「第133回労働政策審議会労働条件分科会資料」

勤務間インターバル制度はこうやっていれよう!!

昨年から話題の『働き方改革』


その中で「勤務間インターバル制度」の導入が話題となっています。


国は法制化も進めていますが、この勤務間インターバル制度について、好事例集を発表しており、中小企業への助成金の活用や制度への取組みを推進しています。


好事例の内容として、

・ユニ・チャーム株式会社
・株式会社フレッセイ
・TBCグループ株式会社
・KDDI株式会社
・社会福祉法人聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷三方原病院
・AGS株式会社
・本田技研工業株式会社

が紹介されています。


インターバルで睡眠を


具体的には勤務間インターバル制度の実施状況、導入の経緯、期待される効果と課題などが記載されています。


働き方改革推進の一つの手法として事例を参考にしながらうまく取り入れていきたいものですね。


「勤務間インターバル制度導入事例集」

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