Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

高齢者にまつわる助成金


今年から、高齢法も改正され、国は高齢者雇用を積極的に進めています。



そんな中、高齢者雇用を考える際にご利用いただける助成金をご紹介します。


【高年齢者雇用安定助成金】
・生涯現役社会の実現に向けて、高年齢者の雇用環境の整備や労働移動の受入を行う事業主への助成

① 高年齢者雇用安定助成金高年齢者活用促進コース
高年齢者が意欲と能力がある限り年齢に関わりなくいきいきと働ける社会を構築していくために、高年齢者の活用
促進のための雇用環境整備の措置(以下「活用促進措置」といいます。)を実施した事業主に対し助成金を支給

<支給金額>
上限500万円 ⇒「活用促進措置」に要した費用の2分の1 中小企業は3分の2

ただし、当該活用促進措置の対象となる、1年以上雇用している60歳以上の雇用保険被保険者1人につき20万円を上限とする。


<手続の流れ>

助成金の流れ_convert_20131016124458


<高年齢者活用促進コースの活用例>

① 高齢者を活用した異業種への新規参入

(旅館・ホテル業)

・現状、問題点
ホテル内で使用するリネン類のクリーニングは、外部業者に発注している。

・取組内容
自社倉庫の空きスペースを利用して、レイアウト・機器配置により、自社でクリーニング事業を新たに開始する。

・取組の効果
ホテル内の高齢従業員の他、グループ企業の定年退職者も受け入れ、高齢従業員向けの職場を創出した。

<助成金の対象となる経費>
倉庫改修費、クリーニング業の手続き費、 クリーニング機器購入費など


② 高齢者の負担軽減のための機械設備に関する改善

(道路貨物運送業)

・現状、問題点
トラックへの積載作業において、クレーンが届かない場所での荷物の積み下ろしは、手作業により行っているため、高齢従業員の身体的負担が大きく、腰痛を患う危険性があった。

・取組内容
作業負荷を軽減するため、高齢従業員の使用する荷物運搬用のフォークリフトを導入する。

・取組の効果
重量物運搬作業にかかる高齢従業員の身体的負担を軽減し、作業における安全を確保した。

<助成金の対象となる経費>
フォークリフト購入費


③ 高齢者にやさしい作業環境の整備に関する改善

(自動車整備業)

・現状、問題点
塗装ラインの色見検査において、高齢従業員の視力の低下を補うため、更なる照度が必要である。

高温が発生する機器周辺は40度を超える作業環境となっており、高齢従業員の負担となっている。

・取組内容
塗装ラインの蛍光灯をLEDに変更し、移動式照明器具も併せて使用する。 ・高温が発生する機器の周辺にスポットクーラーを設置する。

・取組の効果
高齢従業員が働きやすい作業環境を整備し、十分な照度と快適な温度を確保することにより、高齢従業員の作業効
率の向上を図った。

<助成金の対象となる経費>
LED購入費、移動式照明器具購入費、 スポットクーラー購入費


④ 短時間勤務制度の導入による高齢者の職場環境の整備

(金属製品製造業)

・現状、問題点
定年後はフルタイム勤務を希望しない高齢従業員が多い。

意欲と技能のある経験豊かな高齢従業員は定年後も働き続けて欲しい。

・取組内容
専門家と相談して定年後の再雇用制度を見直すとともに、新たに短時間勤務制度を導入する。

新たな短時間制度の運用に伴う管理システムを構築する

・取組の効果
高齢従業員にとって体力や生活ニーズに合わせた勤務が可能となる短時間勤務制度を導入し、高齢従業員がいきいきと働ける職場環境を整備した。

<助成金の対象となる経費>
コンサルタント経費、管理システム開発費



② 高年齢者労働移動支援コース
高年齢者の円滑な労働移動の促進を図るため、定年を控えた高年齢者で、その知識や経験を活かすことができる他の企業への雇用を希望する者を、職業紹介事業者(※)の紹介により、失業を経ることなく雇い入れる事業主に対し、助成金を支給します。
(※)雇用関係給付金の取扱に係る同意書を労働局に提出している有料・無料職業紹介事業者

<支給対象事業主>

(1) 定年の1年前から定年までの間に定年予定者との労働契約を締結する事業主

(2) 職業紹介事業者の紹介により、当該対象者(※)を雇い入れる 事業主

(3) 当該対象者(※)を65歳以上まで雇用することが見込まれる事業主

(4) 移籍元事業主と密接な関係にない事業主

(※)他の企業への再就職を希望する定年予定者

この他、当該対象者が移籍元事業主との間で移籍することについて同意していること、当該対象者の雇い入れの前日から起算して6か月前の日から1年を経過する日までの間に雇用保険被保険者を事業主都合により解雇していないことなどの要件があります。

<支給金額>
雇入れ1人につき70万円 (短時間労働者(※)を雇い入れる場合は1人につき40万円)
(※)1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の者

パンフレット


生涯現役
これからは、「定年後の老後」というのは憧れになるのかもしれませんね。


【高年齢者雇用開発特別奨励金】
雇入れ日の満年齢が65歳以上の離職者(※1)を、ハローワーク等(※2)の紹介により、 一週間の所定労働時間が20時間以上の労働者として雇い入れる事業主(1年以上継続して雇用する事が確実な場合に限る)に対して、助成金を支給

(※1)以下の要件を満たす者に限ります。
① 雇入れに係る事業主以外の事業主と一週間の所定労働時間が20時間以上の雇用関係にない者
② 雇用保険又は船員保険の被保険者資格を喪失した離職の日から3年以内に雇い入れられた者
③ 雇用保険又は船員保険の被保険者資格を喪失した離職の日以前1年間に被保険者期間が6月以上あった者
(※2)ハローワーク、地方運輸局及び雇用関係給付金の取扱に係る同意書を労働局に提出している有料・無料職業紹介事業者及び無料船員職業紹介事業者

<支給額>
対象労働者に支払われた賃金相当額の一部として下表の金額が助成。6か月ごとに第1期、第2期の支給対象期に分けて支給。

(対象労働者の一週間の所定労働時間30時間以上)

50(90)万円 支給対象期ごとの支給額  第1期25(45)万円・第2期25(45)万円

(対象労働者の一週間の所定労働時間20時間以上30時間未満)

30(60)万円  支給対象期ごとの支給額  第1期15(30)万円・第2期15(30)万円

※( )内は中小企業に対する支給額です。

パンフレット



有効に、かつ適正にご利用いただき、お役にたてていただけましたら幸いです。

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