Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

風土改革は『肩書き』から

グローバル社会が進展してくると、多様な価値観を持った人が一緒に働くということになります。


例えば、高齢者、女性、外国人、といったような感じです。


そんな流れの中で、職場風土も日本的な上限関係が明確なものからフラットでコミュニケーションがとりやすい形に変えていこうという動きがあります。



その一つが、「肩書文化の廃止」です。



昔から、日本では肩書きを持つ者に対しては、肩書きで呼ぶのが一般的です。


例えば「○○社長、○○部長、○○課長」と名前と肩書きで呼んだり、「社長、部長、課長」と、名前すら呼ばない職場も・・・


いずれも日本では当たり前の文化で、あまり疑問や違和感を持つ人はいないかと思います。



しかし一方で、肩書文化については「他人行儀な気がする」、「一体感がない」というような意見があるのも事実で、こういう部分から社員間の関係性を変えていこうというわけです。



例えば、昨年、シャープは肩書き呼びを全面禁止し、社長から新入社員まで全てさん付けで呼ぶことを半ば義務化しています。


2013年4月に新社長に就任した高橋興三社長は企業風土を変えるため、肩書き呼びの全面禁止を打ち出しました。


シャープが巨額の赤字を抱え、業績不振に喘いでいる事は、ご存知のとおりですが、高橋社長は赤字の原因のひとつとして、「社内での連携不足」や「トップダウン方式」で現場の情報が迅速に上層部に上がってこない企業風土があると考えたそうで、そこで、上司を「さん付け」で呼ばせる事で、話しやすく連携しやすい雰囲気を作っていこうとしているようです。



シャープの抱える赤字が、これだけで解決するとは到底思われませんが、企業風土を変える第一歩としては良いアイディアだと思います。



この肩書文化の廃止、高齢者雇用対策でも非常に有用と言われています。



高齢者雇用の一つの問題として、定年退職後、役職が無くなり、モチベーションが落ちるという事例が多いのですが、そのモチベーションが落ちるのを感じる瞬間というのが、それまで肩書で呼ばれていたのが、定年再雇用後、「○○さん」と呼ばれる時と言われており、それであれば、最初から「肩書」で読んでいなければ、というわけです。


また、肩書でその人を呼ばないということは、その人そのものと直接向かい合うような関係性にもつながるのではないかというような意見もあります。



こういう文化が普及して、呼称で呼ばれなくなってくると、管理者やリーダーは今以上に、その人の実力で上司部下の関係性をきちっと作って行かないといけなくなりますね。


肩書辞典 
こんな本も出版されています。
乱立する肩書き(役職)を、その職務内容から上下関係まできっちり解説した史上初の肩書き専門辞典だそうです。

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