Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

仮に退職したとしても・・・

健康保険・厚生年金保険は適用事業所に雇用され、4分の3要件を満たす場合には、被保険者として資格を取得しなければなりません。



そして、通常は退職したり、4分の3要件等を満たさなくなった場合には、被保険者資格を喪失します。



このような社会保険の被保険者資格の得喪について、先日、厚生労働省保険局保険課長と年金局事業管理課長が連名で「厚生年金保険及び健康保険の被保険者資格に係る雇用契約又は任用が数日空けて再度行われる場合の取扱いについて」なる通達を発出しています。



この通達結論から言うと、これまで曖昧で基準がなくよって社会保険の加入から抜けていた可能性がある部分を防ごうという趣旨のものかと言われています。


内容は、


有期労働契約を複数回締結する場合で、その契約の間に1日もしくは数日の間が空いていたとしても、あらかじめ事業主と被保険者との間で次の雇用契約の予定が明らかな場合など、事実上の使用関係が続いていると実態で判断される場合には、被保険者資格を喪失させずに取扱う


というものです。



通常「2ヶ月以内の期間を定めて使用される人」は社会保険の被保険者の対象から外されるのですが、この特例を利用して、実態は契約が継続するような状態であるにも関わらず、契約と契約の間に数日を入れることで、社会保険を非加入としている事例があると言われており、そのような実態にそぐわない内容を是正しようという事でしょうか?



社会保険制度



今の保険料率の状況を鑑みた企業負担から考えると、少しでも社会保険料の負担を軽減したいと思うのは仕方がありません。



国はこのような通達や法律で社会保険加入を促進していく一方、制度の有難さ、必要性をちゃんと説明して、納得を得ていく努力を続けることも必要と思われます。



私ごとですが、学校教育の場などで社会保険の話をきっちりすると、多くの人がその重要性を感じ、「それならば社会保険にちゃんと入りたい」と言われます。



そうして、社員の方も社会保険に入るありがたみを感じ、その負担を半分も企業がしている事を知ってこれに感謝するようになると、「うちの会社は社会保険に入っているせいで、給与が天引きされるので損やわ!!」というような声もなくなり、働く社員がそのような自覚を持ち始めると、社会保険未加入事業所というのは減っていくのではないでしょうか?



大人になるまで(なっても自主的に確認しないとずっとですが)「社会保険制度」について学ぶ機会がほとんどなく、「何のためにあるの」という現状がそもそもあまりいい事ではなく、世界と比較すると非常に水準の高い社会保険制度について、国はもっときっちりと説明をして納得を得る地道な努力に予算をつけ仕組みを考えていく必要があると思います。


社会保障国際比較convert_20140128085952




「厚生年金保険及び健康保険の被保険者資格に係る雇用契約又は任用が数日空けて再度行われる場合の取扱いについて(平成26年1月17日年管管発0117第1号~第2号・保保発0117第2号)」

平成26年度雇用保険料率PageTop育児介護給付関係パンフレット

コメント

コメントの投稿

 管理人だけに表示する

トラックバック

http://facetofaithsrtd.blog76.fc2.com/tb.php/1140-afc82b63

プロフィール

労務管理は社会保険労務士事務所・オフィスT&D Faith(フェイス)経営労務事務所

オフィスT&D

Author:オフィスT&D
オフィスT&D Faith(フェイス)経営労務事務所は、大阪市北区に事務所を構える社会保険労務士事務所です。最適な人事労務管理など、様々なご要望にお応えいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

J-NET21

オレキケブログへようこそ!!

RSSリンクの表示