Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

雇用改革の真実(お勧めの一冊)


本日のお勧めの一冊は「雇用改革の真実」(大内 伸哉 著)です。


この10年間、労働法の改正が相次ぎ、相対的に労働者保護の強化がなされてきました。


その背景には、バブル崩壊後の終身雇用・年功序列制度の崩壊、派遣や有期等非正規雇用の増加などがあります。


「労働者の為に」のキャッチフレーズのもと、特に民主党政権時代には、労働契約法や派遣法、高齢法等重要な改正が相次いでなされ、その中には、いささか、労使自治の原則を踏み越えた内容のものまでありました。


そして、今はこの揺り戻しの様に、新たに派遣法改正やホワイトカラーエグゼンプション導入などが検討されています。


このような「労働者保護」の旗印のもとに行われた雇用改革、そしてこれから行われようとしている雇用改革とは、はたして、現実的にその目的達成の為に効果を果たしたのか、はたまた、今後どのような意味を持っていくのか?


本書では、労働法専門の教授で有名な大内伸哉氏が、そのような視点で近年の労働法改正の流れについて提言をしています。


筆者の主張をざっくり説明すると、「労働者保護」を謳い、規制をすればするほど、「労働者の雇用を喪失」する結果となったり、労働者間の不公平が広がったりするため、政府は労使自治をもう少し尊重し、政府がすべきことと、そうでない事を分けて考える必要があるのではないか、と提言しています。


その一つ一つの提言には現場を見てきた私共にとっても十分に納得できる内容が多くあります。
(ただ、出版社を考えると、ある程度の偏りもあるかもしれませんが)


また、女性の活用について触れられた部分があるのですが、ここでは、育児休業の充実の様に、当然、労使にとってこれを勧めることが当たり前であり、必要であり、良い事である、と考えていたことも、実に示唆に富んだ指摘がなされていて、角度を考えて見てみると、様々な考え方の余地があるという事に気づかされます。


労働法に関わる方にはお勧めの一冊です。


ご興味のある方は是非・・・


雇用改革の真実 (日経プレミアシリーズ)雇用改革の真実 (日経プレミアシリーズ)
(2014/05/09)
大内 伸哉

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