Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

若年介護について考える

昨日、NHKのクローズアップ現代で「若年介護」について特集が組まれていました。


今530万人の人が介護に従事しているのですが、その中で、若くして介護につく人たちの存在が問題となっているそうです。


「介護」といえば、ある程度、年齢がいった人がするイメージがあり、あまり若い人を前提としていないがゆえに、誰にも相談する相手がおらず、学業や仕事の両立に思い悩んでいる人達の姿がリアルに描かれていました。


人としての情を考えれば、両親等をほっておけないのは当たり前ですが、人生の中でキャリアをスタートさせる一番大切な時期を介護に費やすということは、日本の新卒採用からキャリアを築いていくシステムの中では、かなりやり直しが難しい現実があります。


テレビで取材を受けていた方も、介護によって「将来が見通せない」「見えない」と口をそろえてそのような発言をされていました。



介護者支援



これから少子高齢化社会、晩婚化が進むにつれて、こういった問題は、急激に増えてくると考えられます。


放送の中では、このような若年介護の問題の解決として、「イギリス」の取り組み事例を取り上げていました。


イギリスでは、介護に関しては、1995年に「介護者支援法」を制定し、「介護対象者」だけでなく、「介護従事者」をケアする仕組みに力を入れています。


その中心的な仕組みとして、全国300か所に、介護の負担を軽くしたり、経済的な支援を受けることができないか、福祉や教育の専門家が集まって支援する『ケアラーセンター』という施設があるそうです。


このケアラーセンターでは、介護と両立できる仕事を紹介し、履歴書の書き方や面接の指導を行ったり、介護に悩む学生に学校が目を向けることができるように、介護に悩む学生が抱える問題を紹介したパンフレットやDVDを配布したりしています。


このような取り組みをすることにより、多くの人が、「介護」と「社会生活」を両立させることができるようになり、生きていく自信や社会への希望を見い出せるという発言をされていたのが印象的でした。


「介護保険制度」は「要介護者」の制度のため、「介護者」の人を支える制度にはなっていません。


世界でどの国も体験したことがない、少子高齢化の時代に入りつつ日本。


今のまま、介護者を支える仕組みが整備されないと、老老介護による共倒れや介護離職者が急増する可能性があります。


そのようなことは、本人はもちろん、社会にとっても大きな損失です。


若年介護はもちろん、通常の方の介護に関しても、私たちは「介護」について、要介護者を支えるためにも、「介護者」を支援する事が大切であるという認識を持ち、これを広げていくことが大切だな~~、と感じたのでした。


また、社会としても、法を整備するなど、「介護者」を支える仕組みを整備することが必要になってくるでしょう。


そして、その社会として支える仕組みの一つとして、企業でも柔軟な勤務に対応できるようにするなど「介護者」の方がキャリアを継続できる仕組みもなども大切なのかもしれませんね。


私たちもこの問題に対してどのように対応していかなくてはいけないのか、これからも真剣に考えていきたいと考えています。

なんだかなぁ~PageTop新たなハラスメント『ケアハラ』

コメント

コメントの投稿

 管理人だけに表示する

トラックバック

http://facetofaithsrtd.blog76.fc2.com/tb.php/1273-2434fbd8

プロフィール

労務管理は社会保険労務士事務所・オフィスT&D Faith(フェイス)経営労務事務所

オフィスT&D

Author:オフィスT&D
オフィスT&D Faith(フェイス)経営労務事務所は、大阪市北区に事務所を構える社会保険労務士事務所です。最適な人事労務管理など、様々なご要望にお応えいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

カテゴリ

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

J-NET21

オレキケブログへようこそ!!

RSSリンクの表示