Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

残業をなくす各企業の取り組み事例

今年は各企業でベアアップが行われ、また、昨年来からのブラック企業報道により、コンプライアンス意識も高まるなど、働く状況が変化しつつあります。


こんななか、グローバル社会で生き残るためには、賃上げをした分他社と競合できる生産性の向上が必須と言われ、各企業が、無駄な残業の撲滅に取り組んでいます。


今回はそんな話に役立つ記事がありましたのでご紹介します。


以下、日本経済新聞より
残業するなと言われても、きっちり成果は上げたい。


「ノー残業」をうたう企業が増える中で、望む成果との兼ね合いに悩む働き手は少なくない。


時間を上手に使い、従来以上の成果を上げるには、仕事の進め方をどう見直せばいいか。


「カイゼン」が進む職場で見えたのは、個人ではなく同僚全員で時短を進める工夫だ。


 「見積書、できてますよ」。


午後4時すぎ。


病院のレントゲン室の壁に使われる放射線防護材などを販売する医建エンジニアリング(東京都墨田区)のオフィスに、営業を終えた布施成基さん(24)が汗だくで戻ってきた。


営業の合間にチームのメンバーにお願いしておいた見積書や横浜市内に建設中の病院の施工図の修正などはすべて完成しており、チェックをすれば、きょうの仕事は、ほぼ終わりだ。


 「以前は外回りから戻ってから書類を作り始めたので、夜10時すぎまで終わらない日もあった。今はみんな夜8時までに帰れる」と布施さんはほほ笑む。


毎週水曜は「午後6時半退社」、それ以外の日は「夜8時退社」。


今や「残業ゼロ」を標榜する同社だが、1年前までは残業が常態化した職場だった。


大幅な残業削減の原動力は、以前は各自でやっていた書類作成の社内分業だ。


定時退社を強制するだけでは問題の本質は解決しない。仕事の進め方のどこを見直せば残業しなくてすむのか。社員ととことん議論し、1つずつ改善してきた」と木村純一社長。


書類作成をチームでカバーし合う体制に変え、賃金もチーム全体の業績が上がればメンバー全員が上がる方式に改めた。助け合って業績を高めることが自分の収入アップにつながると実感できる仕組みにより、不効率な働き方は一掃された。

□   □

残業削減をうたう企業が増えているが、号令だけではうまくいかない。


定時退社を強制し、仕事が終わらない社員が「サービス残業」しては元も子もない。


部下を長く働かせられないと管理職が仕事を抱えて疲弊しきっている例もある。


総務省の調べでは、週の労働時間が60時間以上の人の割合は10年前に比べて減っているが、2013年で480万人と全体の8.8%を占め、30代男性では20%近い。


職場全体の効率化に加え、定時までに仕事を終える「段取り力」を社員に身につけさせようと、少しびっくりするような工夫をする企業も現れた。


介護事業者向け経営支援システムを開発するセントワークス(東京都中央区)だ。


全社員が毎朝まずやるのは、その日の予定を15分刻みで書き出し、同じ部署のメンバーに送る「朝メール」だ。


退社時には一日の成果と計画通りできなかった原因などを書いた「夜メール」を送る。


その上で、残業する社員には紫色に黄色い星の柄の「残業マント」を羽織って仕事をするお仕置きも用意している。


入社6年目の中村幸恵さん(37)は「1つひとつの業務にどれぐらい時間がかかるか分かるようになり、効率よく仕事ができるようになった」と話す。2年前は社員の25%が月45時間以上の残業をしていたが今は10%程度まで減ったという。

□   □

ただ、手掛ける事業が多岐にわたったり、5000人以上の社員を抱えたりするような大企業の場合、一律の残業削減には難しい面がある。


事業部門ごとに残業削減を競わせたある機械メーカーの人事担当者は「残業ゼロを達成した部門に『余裕があるならこれもやって』と別の業務が割り振られ、かえって仕事の負荷が重くなった」と漏らす。


ならば、残業削減をあえて前面に出さず、個々の社員が成果を最大限に出せるように自分の仕事の進め方を計画できるようにする。日産自動車はその道を選んだ。


ポイントは「キンタナ(金棚)」と柔軟な在宅勤務制度。


キンタナは毎週金曜の棚卸しのことで、「社員一人ひとりが翌週の業務計画と成果の見通しを上司と相談して決め、チームで全員の状態が把握できるようにしている」とダイバーシティディベロップメントオフィスの桜井香織主任は説明する。


今年1月からは月1回までだった在宅勤務の利用上限を月5回に拡大


キンタナをしている社員は、上司に伝えれば翌日30分単位で在宅勤務をすることができる。


電気自動車を生産する追浜工場(神奈川県横須賀市)で原価低減に取り組む園辺聖芳さん(35)は月に1日程度、在宅勤務をしている。


生産現場の車両や部品、設備などを確認・検証する業務は工場でしかできないが、データを資料にまとめる業務は「1人で集中できる在宅の方が成果が出せる場合もある」と話す。


往復5時間の通勤時間を仕事に生かせるし、家族と一緒に食事もできるようになった。


時間ではなく成果で評価する労働規制の見直しが議論されているが、人事労務管理に詳しい九州大学大学院の遠藤雄二准教授は「残業代ゼロの是非ではなく、残業が発生しないように業務の進め方や働き方を見直す取り組みに目を向けることが重要だ」と指摘している。



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残業の短縮、という話をすると、「気合で撲滅」みたいなことにチャンレンジする企業がありますが、これはうまくいきません。

いつものものを、1.5倍頑張って早くしてみる、早く帰ることも目的として、とりあえず帰ってみる、みたいなことをするのですが、このような場合、3か月程たつと、だいたい元の勤務時間に戻っているというのが常です。


大切なことは、やり方、仕組みを見直す、視点を常に持ち、考え続けるという事です。


根本的な作業方法、順番、段取りを変更しない限り、我慢の時短は続きませんので、時間をかけてでも、どうすればこれまでより効率化した仕事をすることができるか、考える時間を作る事が大切なことと考えてみます。


この時、「これまでのやり方の方がなれてて早い」という考えは捨てましょう。


新しい事への取り組みは確かに手間もかかれば面倒臭くもありますが、新たな取り組みをしない限り、それ以上より良くなることはないのですから。


「急がば回れ」と申します。


現状を変えるには、苦労は伴い、時間はかかっても、「物事を変える」取り組みがとても大切なのです。


何でもいい、一歩歩みを勧めれば、見ている景色は変わります。景色が変わればアイデアも変わる。


一番いけない事はその場に立ち尽くしている事。これでは周りの変化に対応できません。


時短への取り組み、皆様はどのようにお考えですか?

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