Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

何事も程々に・・・


最近、本屋さんに行くと、「自己啓発の本」がやたらめったら溢れています。


書店員さんに聞いてみると、若者を中心によく売れているとのこと。


世の中が、「みんな一緒」から「生き残りをかけたサバイバル」というモードに変わって、危機感を感じている人が増えているのかもしれませんね。


私は、あいだみつをさんの「うばいあえば」という詩が、いつもその通りだな~と感じていて、あまり危機感ばかり深めてもいけないような気はするのですが・・・



「うばい合えば」 By あいだみつを

うばい合えば  足らぬ   わけ合えば あまる



兎にも角にも、仕事の本となると、実務書はあまり売れないそうで、自己啓発、モチベーションアップ、働かずに稼ぐ、キャリアアップなんていうキーワードの本が人気だそうです。(これも世相を表わしていますね)


自己啓発本を読む


そんな中、オリバー・バークマンという方の、『解毒(The Antidote)』という本の中に、「自己啓発本によくあるデタラメ4選」という自己啓発に関する面白い内容がありましたのでご紹介いたします。



デタラメ1 「 怒りは発散すべし」

「怒ったら叫ぶなり枕を殴るなりして怒りを発散させよう!」などと言いますが、これは完全に逆効果。アイオワ州立大の研究によれば、感情の発散は怒りを呼び戻すだけで、かえってフラストレーションが溜まってしまうそうです。


研究にあたったブラッド・ブッシュマン教授いわく、「怒りを発散するよりも紛らわせることを考えた方がよい」そうです。

コメディ映画や音楽で気分を変えて、怒りが自然に消えていくのを待つほうが、結局は精神衛生にいいとのこと。

ちなみに、怒ったときに運動で感情を発散するのもNGだそうです。



デタラメ2 「落ち込んだらポジティブなイメージを描け!」

「落ち込んだらポジティブシンキング!」というのは自己啓発の定番ですが、研究によるとマイナスなイメージから無理に気をそらすのは完全に逆効果だそうです。

不安やストレスを頭から追いだそうとすると、人間の脳は逆にネガティブなイメージに集中してしまうとのこと。


ストレスや不安を感じたときは、信頼できる人に相談したり楽しい場所に行くといいそうです、。

友人・家族・セラピストなどに気持ちを打ち明けつつ、パーティや公園・ショッピングモールといった自分の気持ちがわき立ちそうな場所に行ってみるのが、ストレスを解消する最短ルートのようです。



デタラメ3 「目標を具体的に思い浮かべれば実現する!」

「目標をビジュアル化すれば成功できる!」なんてこともよく言われますが、スポーツ心理学の研究ではゴールを想像しても成果は上がらないそうです。

心理学者のシェリー・タイラーは、ビジュアル化は成功した自分のイメージで気分が良くなるだけで何の効果ももたらさないどころか、せっかく設定した目標の意味もなくしてしまうと言っています。

ですので、単純に目標を達成したイメージを思い浮かべるのではなく、ゴールに必要な作業を明確にして、それぞれのステップをイメージトレーニングしてみる。 

UCLAが行った実験では、単に「良い成績を取った自分」をイメージした学生よりも、「図書館で勉強している自分」を思い描いた学生のほうが成績はよくなったという結果が出ています。



・デタラメ4 アファメーションを使えば自尊心が高くなる!

「アファメーションでポジティブな自己暗示をかけよう!」というものも自己啓発本ではよく書かれていますが、心理学の見解は否定的だとのこと。

テキサス大のウィリアム・スワン教授いわく「人間の自尊心は周囲の評価によって常に変化するため、自分で何度もポジティブな暗示をかけても意味がない」そうです。

さらに、もともと自尊心が低い人だとアファメーションは有害なケースも多いとのこと。

結局、自尊心を高めるには他人からの評価を高めるしかない、というのが心理学の結論。

変な話ですが、どうしても自信が持てないなら、自分をほめてくれる人と積極的につきあっていくしかなく、そのうえで、周囲の高い評価に合うように自分を鍛えていく事が必要と言っています。


まぁ、どれも自己啓発の一部分、極端な主張の揚げ足を取ったようなところがあるので、自己啓発本全てを否定する気はありませんが、バークマンの主張は十分説得力がある内容であることも事実ですので、科学的、心理学的根拠があまりない事は、少し疑いを持って自分のアタマで考えるということが大切なのかな~、とは考えています。


少なくとも、何事においても「正しい努力」ができない人が、モチベーションだけで成功する事はあり得ないとは思いますが・・・

うまくいっている人の背景には、そこには見えない、いくつもの、苦悩を努力によって乗り越えた実績があり、それを世の中では「自信」と言うのだ、と考えています。



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(2012/06/21)
Oliver Burkeman

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