Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

フェイスブックにも労働組合が結成?


労働者の意見を集約し、適正な労働条件を確保するための労働組合。


日本では、いろんな歴史を経て、労使協調のような形を取りながら、現在に至っています。
(最近は加入率も減り、組合の役割を考えると本当にいいのかな~~などと感じたりするわけですが)


この労働組合、日本だけではなく、海外にもあります。
(ただ、例えばアメリカなどの労働組合は、日本の労働組合とはずいぶん性質が違うと言われますが・・・)


そんな組合があのIT企業にもできるのではないかと話題になっています。


以下、東洋経済オンラインより

シリコンバレーでフェイスブックの高給取りを送迎しているシャトルバスの運転手は、給料が安くて職場の近くに暮らせない。しかも勤務は朝6時頃から始まり、15時間後の夜9時にようやく解放される。

こうした現状に不満を抱えるシャトルバス運転手の間で、全米運輸労組(チームスターズ)への加盟を探る動きが出ている。労組もこれを後押しする形で、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOに対し、運転手のために介入するよう求めている。

【業界内のドミノ効果に期待】

全米運輸労組の北カリフォルニア地区の幹部は、ザッカーバーグに宛てた10月上旬の書簡で、フェイスブックが契約しているシャトルバス業者に団体交渉を認めさせるように要請した。労組は運転手40人を代表して交渉に臨むつもりだ。

「貴社の従業員が破格の給料を稼ぎ、ベイエリアでもとりわけ高級な地区での暮らしを満喫している一方で、運転手たちは家族を養って子供を学校に行かせることもままならず、職場の近くに家を買うなど、夢見ることもかないません」と、全米運輸労組のローマ・アロイスは書簡で述べている。

「貴族が召使いに馬車を操らせて走り回っていた時代を思い出させます。実際、ほとんど変わっていません。貴族があなたの従業員、彼らを毎日送迎する運転手が召使いというだけです」

アロイスは電話で取材に応じ、まずはフェイスブックの運転手の組合結成を目指して、その後はグーグルやアップルなど、シリコンバレーのほかの企業でも組合に加入させたいと語った。

「ドミノ効果を期待している。フェイスブックでそれなりの労使協定を結ぶことができれば、ほかも続くだろう」

フェイスブックのシャトルバスを運転するクリフ・ドイ(55)にとって最大の問題は、給料ではなく苛酷な分割シフトだ。朝6時10分から、カリフォルニア州マウンテン・ビューからメンロー・パークの本社へ従業員を運び、11時10分で午前の勤務が終了。夜は5時15分から9時45分まで、従業員を自宅へと送る。

ドイはほかの多くの運転手と同じように、自宅がかなり遠いため、午前のシフトが終わったら車で数時間かけて帰宅し、また戻ってくることは考えられないという。

多くの運転手は自家用車のなかで仮眠を取る。フェイスブックの社員食堂で休憩する姿もある。

「組合にあいだに入って交渉してもらい、今の6時間休憩のシフトが何とかなれば、運転手はもう少し楽になる」と、ドイは語る。「勤務スケジュールについて、組合がうまい解決策を考えてくれるのではないか」

【分割シフトは顧客の要望】

フェイスブックは正式なコメントを拒否しているが、ある幹部は匿名を条件に、同社はバス会社とある程度の金額で契約を結んでおり、運転手の賃金や勤務体制を決めるのはバス会社だと指摘した。

フェイスブックのシャトルバスの運行を請け負うループ・トランスポーテーションのジェフ・レオノウダキス社長によれば、運転手の多くは時給18~20ドルで働いている(ドイは時給20ドル80セント)。

「わが社は運転手の待遇がかなりいいはずだ。彼らは会社の要だ。彼らがいなければ、会社は顧客にサービスを提供できない」

レオノウダキスは、医療保険と歯科治療の保険も十分に提供していると語る。「同業他社の大半が払っていない」時間外勤務の手当ても払っており、休暇や病欠、有給休暇もある。

「これだけ高い水準の賃金と福利厚生を提供しているのだから、今回の件で組合は必要ないだろう」

一方で、分割シフトが運転手の負担になっていることも認める。

「分割シフトは必要不可欠だ……顧客が求めていることだから。できるだけ働きやすい環境をつくるように努力している」

ただ、「分割シフト問題の解決策はわからない」とも語る。「業界で誰もわからないだろう」

一部の運転手はカネのかかる解決策を提案する。バス会社が2シフト分の運転手を雇い、朝だけの勤務と夜だけの勤務で、それぞれ1日分の給料を払えというのだ。

レオノウダキスによれば、ループ・トランスポーテーションの駐車場には運転手用のラウンジがある。リクライニングチェアと大画面のテレビを置き、二段ベッドも用意した。

ラウンジはトレーラーのなかにあると、ドイは言う。ただし、二段ベッドは見たことがなく、リクライニングチェアは昼寝できる代物ではないという。

ジミー・マエリナ(54)は、分割シフトで生活がすさんでいると嘆く。毎朝5時に家を出て、帰宅は夜9時になる。

「1日16時間。家族のための時間も、子供と過ごす時間もない。朝、出かけるときは子供たちはまだ寝ていて、夜9時に帰宅すると宿題も済んでいる」

【請負業者同士の競争も】

全米運輸労組によると、フェイスブックのシャトルバス運転手の大多数が、第853支部に団体交渉を依頼する旨の署名をしている。ループ・トランスポーテーションに組合を承認するように迫っているが、拒否された場合は投票を行い、大多数の運転手が全米運輸労組への加盟を希望していることを再確認するつもりだと、アロイスは語る。

組合から見て大きな問題は、バス会社がつねに安い請負業者を探していることだ。

「そのせいで労働者に適正な賃金を払わなくなり、業界全体で待遇の水準が下がり続けている」


労働組合


なんだか、本来の組合運動というよりも、何か違う目的が見え隠れもしないでもないですか、最先端のIT企業だけにどのような対応をしていくのか興味深いものがあります。


しかし、労働者 ⇒ 業務請負 の移行によって、労働法が適用されないような動きが増えつつあるというのは、どの国の経営者も考えることは同じなのかな~~、と感じるのでした。


今後、日本でも法律で締め付けすぎると、業務請負は増えていくでしょうね。

なぜローカル経済から日本は甦るのか(お勧めの一冊)PageTopちょっとお勧めこのお店 141 (ままごとや)

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