Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

明治三十七年のインテリジェンス外交(お勧めの一冊)


今回のお勧めの一冊は「明治三十七年のインテリジェンス外交」(前坂 俊之 著)です。


本著は、日露戦争において、伊藤博文からの命を受け、アメリカ世論を日本に促し、戦争終結に向けた講和の為の関係作りを託された個人、金子堅太郎氏について語った一冊です。


最初は日露戦争前夜までの日本の取り組み、そして、金子堅太郎が渡米し、ルーズベルト大統領との交友からいかにして日本の主張を世界に訴えたか、を、金子堅太郎の講演内容を中心に描かれています。


はっきり言ってこの本はとても面白い。


日本が勝った、と言われる日露戦争ですが、実際には非常にギリギリのところで、しかも最初からそれを計算して、終結まで考えた上での必死さ、準備周到さには驚かされます。


金子の洞察は非常に的確で、何故、日本が勝ち、ロシアが負けたのか、そして、何故日本が第二次世界大戦に向かっていき、敗戦したのか、までがとてもよく理解できるのです。


外交の基本は相手を知り、自分を知ること。金子の日米への造詣の深さ、配慮、バランス感覚は素晴らしくグローバルとは何かについて教えられることがたくさんあります。


また、敵将マカロフが戦死したときの相手にも敬意を表したスピーチなど、国民性や相手の立場を考えた上での、インテリジェンス外交は素晴らしく、このような人が日本にいたのにあまり知られていない事が残念と思うほどです。


この金子氏の活躍もあり、日本は世界中が驚いた勝利をあげるわけですが、その後の講和において、国の威信をかけて交渉に立ち会ったウィッテの胆力、交渉力も素晴らしく、最後の最後は何事も人なんだな~~、という事を感じるのでした。


それにしても、金子氏もウィッテもすごいですが、最初から終わりの事を考えて二の手三の手を打っていた伊藤博文の概念力が凄い!!


ご興味ある方は是非・・・



明治三十七年のインテリジェンス外交――戦争をいかに終わらせるか (祥伝社新書198) (祥伝社新書 198)明治三十七年のインテリジェンス外交――戦争をいかに終わらせるか (祥伝社新書198) (祥伝社新書 198)
(2010/04/01)
前坂 俊之

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