Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

一億総活躍社会の姿とは・・・

先週、内閣官房内の一億総活躍国民会議なる部署が

「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策-成長と分配の好循環の形成に向けて-」

まるものを公表しています。


まぁ、いろんなことが提起されているわけ絵ですが、その中で人事労務に関するところを見てみると次のようなことを言っています。


【最低賃金・賃金引上げを通じた消費の喚起】

最低賃金について、年率3%程度を目途として、名目GDPの成長率にも配慮しながらとはいいつつも、引き上げていくようです。

なんと、目指せ、全国加重平均1,000円!!!


これって、どこかの党も言っていたような気が・・・


これに合わせて、最低賃金の引上げに向けて、中小企業・小規模事業者の生産性向上等のための支援や、取引条件の改善等を図るそうです。


生産性が上がるのって、仕事があってのはなしですので、そちらの方も頑張ってほしいものですが、どうやっていしていくのかに注目ですね。


また、一緒に賃上げも呼びかけていくとのこと。


未来投資に向けた官民対話で、産業界から「来年についても賃金の引き上げに向けた努力と取引価格の適正化などへの取組みを明記した昨年の政労使会議の取りまとめに則り、名目3%成長への道筋も視野に置きながら、収益が拡大した企業に対し、今年を上回る賃金引き上げを期待して、前向きな検討を呼びかけていく」との表明があったところ、政府として、そのための環境整備とともに過去最大の企業収益を踏まえた賃上げに向け働きかけを行うとのことです。


賃上げはいいですが、大企業と、中小での賃金格差は一層進まないように、慎重にいきたいものですね。


【女性・若者・高齢者・障害者等の活躍促進】

就労促進の観点から、いわゆる103万円、130万円の壁の原因となっている税・社会保険、配偶者手当の制度の在り方に関し、国民の間の公平性等を踏まえた対応方針を検討するそうです。


まぁ、簡単にいえば、社会保険における扶養制度を無くしたり、その要件を厳しくするということでしょうか?はたまた税の扶養控除も変わるのかもしれません。


活用されたくない人も結構多いと思うのですが、皆で働いて、保険料払って下さいという事ですね。



その他には次のようなことも言っています。

・長時間労働の是正や公共調達の活用等により、ワーク・ライフ・バランスの実現を加速する。

・障害者等の就労支援体制を拡充する。

・企業の採用基準等や学校の入学者資格が、障害や難病のある方が一律排除されているかのような表現になって
 いないか総点検を呼びかけ、改善を促す。


【結婚・子育ての希望実現の基盤となる若者の雇用安定・待遇改善】
・不安定な雇用と低所得のために結婚に踏み切れない若者の希望を実現するため、既卒者・中退者の雇用機会の
 確保などを通じ若者の円滑な就職を支援するとともに、非正規雇用労働者の正社員転換・待遇改善を推進する。

・非正規雇用労働者が育児休業を取得し、継続就業しやすくするための制度見直しを検討する。

・妊娠・出産・育児休業等を理由とする不利益取扱い等を防止するため、法制度を含めて対応を検討する。

・自営業者・短時間労働者等の産前産後期間の経済的負担を軽減するため、国民年金の保険料の免除等の検討を行う。

・中小企業に被用者保険の適用拡大の途を開く制度的措置を講ずる。


全体的にはこれまでも言い尽くされているような内容に見えますが、ここでも、結構社会保険の事に触れられています。


国民健康保険の産休中の免除はともかく、被用者保険の適用拡大は、先ほどの扶養の部分の対応とリンクしてきますね。



【介護に取り組む家族が介護休業・介護休暇を取得しやすい職場環境の整備】
・介護休業を利用しやすくするため、対象家族1人につき93日取得することが可能な休業を、分割取得できるよう
 制度の見直しを検討する。また、介護休暇について、より柔軟な取得が可能となるよう検討する。

・介護休業の前後で所得を安定させるため、介護休業給付の給付水準(40%)について、育児休業給付の水準
 (67%)を念頭に引上げを検討する。


この施策は納得、近年、介護離職の社員が増えてきているので、人生にレジリエンスを持てるように、このような対応は有効と感じます。


と、まぁ、いろいろ書きましたが、総じてざっくりまとめると、


日本ってお金ないので、みんなで稼ぎましょうね!!ということなのでしょう。


ライフワークバランスと言われて久しく、働く密度、というのもこれまではそれぞれの選択に委ねられてきていましたが、これからはすべての国民が、長く、一生懸命働いて、この国制度を支えていけるよう頑張りましょう!!というような内容が多いように感じられます。


なんだから、タイトルだけを見ると、国民が多様な選択肢の中で活き活きと生きる社会のようで、前向きなものを感じるのですが、実際は逆のような印象を持ってしまう中身です。


それなら、はっきりと「もうお金ないので、皆頑張ってね」と言ってくれた方が、素直に受け止められるような気がするのは私だけでしょうか?


一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策

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