Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

労働時間の管理とICカード

過重労働特別対策班ができ、近年、過重労働への取り締まりの強化が言われていますが、そんな今、新たな興味深い通達が発出されています。


厚生労働省大臣官房審議官(労災・賃金担当)から、都道府県労働局長宛に出されている、平成28年2月12日 労災発0212第1号「労災補償業務の運営に当たって留意すべき事項について」という通達です。


通達の内容は、過労死等の労災事案に対する適切な運営等を指示、来年度の新規相談員の体制等を通知したものですが、その中に労働時間の把握で注目したいないようがあります。


労災の認定において、キーとなることがある労働時間。


正確な時間を掴むために最近は、タイムカード以外に、PCログや、勤務するビルの入退館の記録等が参考にされていますが、この通達では次のように「IC定期券等の乗車記録の確認」が例示としてあげられています。



過労死等事案においては、実労働時間の把握が重要であることから、タイムカード等の実労働時間と直結する資料が得られない場合については、同僚、取引先や家族からの聴取に加えて、監督担当部署と協議しつつ、事業場建物への入退館記録、パソコンによる作業履歴等の分析、IC定期券等の乗車記録の確認を行う等、労働時間の迅速・適正な把握を行うこと。


また、行政事件訴訟において、事業場の始業時刻より相当程度早い時刻に出勤している事実が認められるにもかかわらず、その時間帯における就労状況について関係者への確認を十分に行わず、一律に始業時刻以降を労働時間としていたもの、運送業務に従事する労働者の運送先から事業場までの帰路の時間を労働時間に算入していなかったもの、などの労働時間の把握が不十分な事案がみられたことから、就労状況について調査を尽くした上で、実態として労働していることが認められた場合には、労働時間として的確に反映させるなど、労働時間の適正な把握に努めること。

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会社に来た時間と実際に働き始めた時間、IC記録にある帰りの乗車時間と本当に仕事を終えて退社した時間は必ずしもイコールにはならないため、これだけをもって労働時間と仮定することは場合によっては乱暴な気がしますが、他に何もデータがなければ、そのデータを基に推測せざるを得ないことになる可能性があります。


企業は、社内での勤務実態について、これまで以上に多角的に労働時間が推測される状況に注意して、適切な労働時間管理を行う必要があるのかもしれません。


そのうち、社内に監視カメラを付ける企業も出てくるかもしれませんね。


労災補償業務の運営に当たって留意すべき事項について

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