Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

残業代もアプリで請求?

サービス残業の問題。


これは、労働の質や能力も関係するだけに、いろんな意見があるところですが、国も現在「働き方改革」を掲げて強烈に推進しており、様々な企業がこの是正に取り組もうと日々努力しています。


そんな、サービス残業について、とあるアプリが話題になっています。


そのアプリは「残業証拠レコーダー」


このアプリは弁護士さんが作られたもののようですが、スマホのGPS機能で労働時間を自動的に記録し、会社側に残業代を請求する際の証拠として用いる準備に使うもののようです。


アプリでは、最初に10個ほどの質問に答えると、自分の残業代の概算を知ることができるようになっています。


また、会社の場所を設定しておくと、スマホのGPS機能で、会社にいた時間を労働時間として自動的に記録し、労働基準法や判例、行政通達などに基づいて残業代を算出してくれるようになっています。


営業職などの場合は取引先を記録しておくことで、取引先所在地にいた時間も勤務中として記録されるとのこと。


GPS記録やその際に残したメモはサーバーに送られ、サーバーの情報を改変することができないしくみにすることで、万が一の裁判の時に証拠になるという仕組みだそうです。

残業チェッカー



このアプリがいいかどうかについては、いろいろな意見があると思いますが、個人的には「う~~ん」という感じです。


常に会話を録音しているような人と、信頼関係を築くことができるのかということを考えると、なかなかそれは難しそうに感じるのと同じで、なんだか最初から疑われている気がするのは気持ちがよくないものです。


労働時間の提供=賃金、と割り切って働く価値観以外のことが働くことには関係しています。


例えば、やりがいや職場の人間関係、顧客との関係等々。


決してサービス残業を肯定するわけではありませんので、未払い残業があるのであればこれを是正していかなくてはいけないのは当然ですが、それはより良い職場を作っていこう!!と、労使が協力し合ってなしていくものであって、お互いの信頼関係を築けない状態で成し遂げることができるものではないような気がします。


このようなアプリで、何のコミュニケーションもなく、突然、「これだけ払ってください」なんて言うことが続くと、今度は会社側も、それではそのアプリの記録が正しいのか、作業状態のバイタル(脈拍あるいは心拍数・呼吸(数)・血圧・体温)などを取って、本人の真剣度合や作業スピード、コミュニケーションの内容などを記録していくアプリを作ったりしていくのかもしれませんね。


そのような関係が、双方にとって良い関係なのか、得をするのは誰なのかな?と少し考えてしまうのでした。


まぁ、世の中には、とても信じられないようなブラック企業も実際にあるようですので、そのような企業の場合にはこのようなアプリは必要だと思いますし、とても有効だとは思いますが・・・・・


残業証拠レコーダー


「サービス残業」をなくせ 弁護士がGPSで「残業の証拠を残すアプリ」開発

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