Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

ぶれない理念経営

今、理念経営がとても大切と言われていますね。


理念経営とはビジョナリー経営とも言いますが、企業理念を中心に置いた経営で、そのゴールは、『全員が生き生きと働き、成長期にも危機にも強い永続する会社』だそうです。


そのために、“会社がめざす目的と大切にする価値観=企業理念”を明らかにし、全員で共有浸透して、その実現を追求していきことで経営を行います。


ビジョナリ―


そんな理念経営ですが、先日、広島東京カープの優勝に際して松田オーナーのインタビューには、そのヒントとなるような内容を感じましたのでご紹介させていただきます。


【松田オーナーインタビュー】25年といったら罪は重い「ようやっと恩返し」(デイリースポーツ記事より)
 -25年ぶりのリーグ優勝。25年はやはり長かったか。
 「そりゃ長いよ。むちゃくちゃ長いよ。うちに新入社員で25歳の子がいる。その子が生まれた年が最後の優勝で。それが25歳。悲しくなるよね、こんなに大きくなるまで(笑)」

 -球団取締役、オーナー代行として1984、86、91年の優勝を経験しているが、オーナーとして初優勝。
 「あの当時は、いつでもできると言ったらおかしいけど、チャンスがあったらポンと獲れる、いつも優勝圏内という感覚。それが下に落ちて、ずっと低迷しだして、いったん落ちたら、なかなか元に戻らないと痛切に分かったね。(96年の)三村さんの時に優勝できていたら、また違っとったかもしれないね。三村さんに監督としての勲章を手にしてもらいたかったから、非常に申し訳なく思っている。あの人をあそこで優勝させてあげることができていたら、あの人の野球人生ももっとより良きものになっていたかなと、後悔の部分はあるね」

 -オーナー自身、プレッシャーもあったのでは。
 「そりゃあったよ。みんなにボロカス言われたし、ケチだ、なんだと言われ続けて。ケチではあるけど(笑)。でも本当に大変だった、マツダスタジアムができるまでは」

 -02年にオーナー就任。2年後には球界再編問題があった。
 「あれは大変だった。1リーグ10球団という話も出たけど、あの当時はまだ放映料が高かった。10球団になると、巨人戦の(放映)金額、本数が下がる。どれぐらい影響が出てくるとか試算をしたけど、あの頃に比べると、今は半分以下。10球団になったら(球界全体が)先細りになって、うちが一番最初に犠牲になっただろうね」

 -新球場の建設が大きかった。
 「これも大変だった。新球場はありがたいけど、自分の理想の球場を理解してもらうのに、ものすごく時間がかかった。わしが一番、拒絶感を持ったのがドーム。ドームだけは絶対にダメじゃと。でもなかなか理解してもらえんかったね」
 (続けて)
 「コンコース(幅)12メートルを『なんでそんなに広いのか』って言われたけど、12メートルというのは広島の本通りの広さ。ちゃんと測りにいかせてね。土曜日、日曜日とか年末になると、あそこの本通りはものすごく混むんよ、わしらが子どもの頃は。球場には3万人いるんだから、そこを通るにはどうしてもそれぐらいのスペースがいるんだということで通した。今でもまだ狭いぐらいよ。球場ができて初めて、『意味が分かった』という人が結構多かったね」

 -地域に根ざした球団というものがオーナーの根底にある。
 「地域の支えがないと。みんな市民球団って言うけど、わしは地域球団って言う。地域というものを先に持ってくる」

 -昨年黒田、新井が復帰。これが今年の優勝につながっている。
 「ものすごくつながっている。黒田、新井。あと1人、小窪。これが表のリーダーというか、3つの重しというか。どっしりとした人間力を持っている3人がいて、丸と菊池がすごく楽になったと思う」

 -復帰後の活躍ぶりは言うまでもない。
 「黒田はやると思ってたけど、新井はね。覚悟を持って帰ってきて、1年目もそうだし、2年目で開花しているような感じやな。うれしそうに野球をしとるじゃない、阪神時代よりも(笑)。わしらも見ていてうれしいよ」

 -緒方監督に昨季からの変化を感じる部分はあるか。
 「18歳の頃から知ってるからね。本人が持ってる生真面目さとかも分かってる。九州人としての誇りとか、人一倍持っている。そういうものをなかなか捨てんから。その半面、気の弱いところもあるわけよ、恥ずかしがり屋で。1年目からだいぶん変わったと思う。持ってる本質を出せば、もっと親しみを感じると思うけどね」

 -今季開幕前の下馬評は高くなかった。
 「それはしょうがないと思ってた。15勝のマエケンが抜けてね。開幕前にカギを握るのは、野村だと言ったはず。野村が活躍して、もう一つは中継ぎの勝ち星が増えるはずだと。優勝するまで自信はなかったけど、いい形にはなると思ってた」

 -先代の耕平オーナーにこの優勝をどう伝えるか。
 「父親が75年に優勝したときに言った言葉は、『ようやっと恩返しができます』。(球団設立から)26年間ずっとできなくて、恩返しができましたと。わしもおんなじことよ。地域にずっとお世話になって、存続させてもらって、25年間優勝できなかった。この球場を造ってもらって、社会への還元もいろいろやりよるけど、パズルで言えば最後のピースが優勝。球場で楽しみを提供することはできるけど、勝つということ、優勝するということは全然できていなかった。今回、恩返しがようやっとできたということ」

 -改めて今回の優勝はオーナーにとってどんなものか。
 「歓喜というより、しみじみという感じ。やった、やったったで、という気持ちは全くない。25年の間に、もう亡くなったけどわしの弟も優勝を見ていない。家族の中でもそういう人がいるんだから、地域の中でどれくらい『もう一回優勝が見たい』とか、『優勝を見ることができずに…』という人がいるか。25年といったら罪は重い。だからこの優勝は重たい。やっと恩返しが少しだけでもできたという思いがあるから、大喜びという感じじゃない。みんな分からんだろうけど」

 -最後に今後の夢、ビジョンを。
 「マツダスタジアムが地域の中で、地域の人に愛されて、地域の人に楽しんでもらえる、地域の人が交流できる場所になればええなと思う。マツダスタジアムに来て、コンコースをグルグル回れば誰かに会う、というような場所になればね。60何歳になって、夢見ろというのは無理(笑)。でも新しいものはいつもやりたい。いつまでも、新しいものにチャレンジする気持ちは持っていたいね」


言葉の端々からぶれない姿勢を垣間見ることが出来ます。


結果だけではなく、どのようなプロセスでそれを達成するのかがはっきりしています。


これまでのカープを見ていると、最後の部分のコメントが有言実行されているな~~、と感じます。


変えるべきは変えて進化し、残すべきところは残す、そんな進化が必要な中で「経営理念」とは何かについてとても参考になるのでした。

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