Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

生産性向上と働き方改革と解雇規制

昨日、独立行政法人経済産業研究所にて内閣府規制改革会議委員をされている鶴 光太郎さんと一橋大学経済研究所教授の深尾 京司さんをパネリストに「生産性向上と働き方改革」というテーマでセミナーが行われ、その資料が開示されています。


これまでの「働き方改革実現会議」までの流れから、今求められている働き方改革の内容についてわかりやすく述べられるとともに、日本の現状の課題が国際比較したデータと共に示されています。


ここで話をされている中で興味深いのは「正社員」に対する雇用規制についての問題。


結論から言うと、日本の正社員という身分そのものに問題があり、そこの改革をしないと、他の問題は解決しませんよね~、というようなな感じです。


例えば、長時間労働やご無体な転勤などは、強い雇用保障のバーターとして企業に与えられている裁量権がその一原因ではないかと指摘しています。


興味深かったのは、正社員・限定正社員・非正規社員にストレスに対するアンケートを実施していて、それを見ると、正社員が一番府満足度が高く、限定正社員が一番満足度が高いというデータでした。


もちろん、限定正社員も非正規社員も「賃金が低い」という部分では不満足度が高いわけですが、それ以外では比較的ストレスがましなことが見て取れます。


そんな流れから、具体的な対策として「解雇の金銭解決制度」の必要性を訴えていて、これにより、非正規が減り結果、生産性が向上していくのではないか、と述べられています。(当然、他にもすべきことがいろいろ示されています)


そして、金銭解決をする場合の金額にも少し述べられていて、「あっせん」や「労働審判」の場合の実績からその係数が示されています。


ただ、国際比較から考えると解決金の金額は「勤続年数×0.33」くらいが妥当でないかと最後で述べられています。


これは、例えば、20年勤続ですと、6.6か月分の賃金と言う事かと思います。


と、まあ、結構示唆に富んでいる内容がたくさん示されていますので、今後の「働き方改革」の流れを予測するにあたって、「こういう意見もあるのだな~」と参考にして頂けましたら幸いです。


年功序列


しかし、正直「働き方改革」という話が出てきたときに、正社員に対する補償の緩和という話が出るとは思いましたが、やはり、そんな流れが少しづつ進んでいくのかもしれませんね。


「昇進雇用・年功序列」というものが時代の流れとともにほぼ崩壊しつつある中、次に消えていくのは「正社員」という身分なのかもしれませんね。


鶴 光太郎:プレゼンテーション資料

深尾 京司:プレゼンテーション資料

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