Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

社労士が監督業務をするとか何とかという話

新聞に「労働基準監督官の業務を社労士等の民間に委託」なんて記事が掲載されて、話題になっていました。


その情報の出元はなにかというと「第18回規制改革推進会議」なるものにあります。


情報だけが先走りで、えらい反対意見などもでてて、「社労士」ってどんだけ嫌われてるの~~(笑)、なんてことも感じないこともないではないのですが、今のところ、そんな大げさな話にはなりそうにありません。


先日の推進会議の中で「規制改革推進に関する第1次答申~明日への扉を開く~が発表されており、その中で監督官業務の民間活用に触れられているので、ご紹介いたします。


【労働基準監督業務の民間活用等】
a
36協定未届事業場であって就業規則作成義務のある事業場については平成30 年度開始、平成32年度までに措置、それ以外の事業場については平成 33 年度以降に計画的に措置、
なお、労働基準監督官による監督指導については平成30年度以降継続的に措置

b
平成 29 年度以降検討

労働基準監督業務については、労働基準監督官の定員数は一定の増加が図られているが、近年、総事業場数に対する定期監督(各労働局の管内事情に即して対象事業場を選定し、年間計画により実施する監督)を実施した事業場数の割合が3%程度にとどまっており、事業場に対する十分な監督が行われているとは言い難い状況にある。また、定期監督を実施した事業場数のうち違反事業場数は約7割と、高い割合で推移している。
今後、「働き方改革実行計画」(平成 29 年3月 28 日働き方改革実現会議)を踏まえ、罰則付きの時間外労働の上限を導入する労働基準法改正法案が提出されることとなっており、更なる法規制の執行強化が求められている中にあって、小売店・飲
食店を中心に事業場数が多い中で十分な監督ができていない、事業場における36協定の締結・届出に関する基礎的な知識が十分でないといった課題に適切に対応するため、労働基準監督官の業務を補完できるよう、民間活用の拡大を図ることが不
可欠である。
さらに、社会経済情勢の変化を踏まえた、労働基準監督署における監督指導の実効性の確保・強化についても検討が必要である。
したがって、

a 労働基準監督業務の民間活用の拡大のため、以下の措置を講ずる。
民間の受託者(入札により決定し、契約により、秘密保持や利益相反行為・信用失墜行為の禁止を義務付け)が、36協定未届事業場(就業規則作成義務のある事業場、同義務のない事業場)への自主点検票等(36協定の締結状況、労働時間上限の遵守状況、就業規則の策定、労働条件明示の状況などの点検票等)の送付や回答の取りまとめを行い、指導が必要と思われる事業場や回答のない事業場等について、同意を得られた場合に、労務関係書類等の確認及び相談指導を実施する。

労働基準監督官は、これらに応じなかった事業場、及び、確認の結果、問題があった事業場に、必要な監督指導を実施する。


b 労働基準監督署における監督指導の実効性の確保・強化のため、労働基準法違反に対する抑止・是正効果を高める措置について、引き続き検討する。

以上となります。
監督

よく読んでみると、監督官の業務の入り口段階の部分をお手伝いしましょう、というくらいのお話で、決して社労士が監督官業務をするわけではないことがよくわかります。

しかも、民間と書いているだけで、どこにも「社労士」とは書いていません。

要は、能力担保が出来ればよいお話で、もっと幅広く民間がこれを行うのかもしれませんし、いろいろ選択肢が予見される内容となっています。


「社労士」はこれまでも労基署をはじめとして、いろんなところで行政協力なるものをしてきた実績があるため、今回の内容はそれを少し推し進めていこう、というような感じなのでしょうか?

まぁ、具体的なことはよくわかりませんので、何とも言えませんが、みんなで仲良くして、正しいルールでビジネスが行われる社会の構築に貢献できればいいですね。

ちなみに、この答申、多岐に渡る規制改革について触れられていて、私は、その他のところで「え~~こんなことするの!!」と吃驚するところがたくさんありました。

いろいろとちゃんと伝えてほしいものですね(~_~;)

規制改革推進に関する第1次答申 ~明日への扉を開く~



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