Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

厚生年金基金の行方・・・

AIJ問題以降、厚生年金基金制度の見直しに関する議論が進められていましたが、先日、厚生労働省社会保障審議会年金部会は「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案」の概要を公表しています。

少し前、新聞等で「厚労省専門委員会 厚生年金基金廃止の意見で一致」という記事が話題になりました。

厚生年金基金制度に関する専門委員会が代行制度自体の持続可能性を鑑みた場合に、厚生年金基金制度を10年間で廃止するのが妥当という意見を出したものです。

しかし、この全面廃止の意見は、健全な基金まで一律に廃止するのはどうかとの反対意見が多数出されることとなりました。

その結果を受け、今回の法律案派発表されており、今回の発表では健全基金については一定条件下において存続の道が残されることとなっています。

ただし、この一定条件下に該当する健全基金には全体の約1割であり、代行割れを起こしている約4割の基金については5年以内に解散、代行割れ予備軍とされる約5割の基金については確定給付企業年金、確定拠出年金、中退共などに資産移換するか、解散するという方向が示されています。

その他、今回の法案のポイントは下記の通り。
・施行日以後は厚生年金基金の新設は認めない。
・施行日から5年間の時限措置として特例解散制度を見直し、分割納付における事業所間の連帯債務を外すなど、基金の解散時に国に納付する最低責任準備金の納付期限・納付方法の特例を設ける。
・施行日から5年後以降は、代行資産保全の観点から設定した基準を満たさない基金については、厚生労働大臣が第三者委員会の意見を聴いて、解散命令を発動できる。
・上乗せ給付の受給権保全を支援するため、厚生年金基金から他の企業年金等への積立金の移行について特例を設ける。

ダメダメ もう限界ですかね・・・

深刻な状況に陥っている代行割れ基金については、分割納付の特例として
(1)事業所間の連帯債務外し
(2)利息の固定金利化
(3)最長納付期間の延長
が行われることとなります。

財務余力が乏しい中小零細企業においては、小さくない負担が発生することは間違いありませんので、今後の動向を見舞っていく必要があります。

バブルの時代にできた、老後の夢「基金」という制度が、年々制度の崩壊そのものと連動して、有名無実のものになりつつあることを実感しています。

第14回社会保障審議会年金部会資料
議事次第

公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案の概要

厚生年金基金制度の見直し

厚生年金基金制度の見直しについて(試案)

「厚生年金基金制度の見直しについて(試案)」に関する意見

第3号被保険者の記録不整合問題への対応について

「年金個人情報の適正な管理のあり方に関する専門委員会」の設置について(案)

「年金個人情報の適正な管理のあり方に関する専門委員会」の設置について

社会保障審議会関係法令・規則

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