Faith to Face  ~オレキケ社労士の日々ウダウダ!!~

社会保険労務士として、日々奮闘中のT&Dが、日々起こる話をウダウダ語ります。

過労問題と国連の関係


先月下旬、人権を保障する多国間条約の履行状況を審査する国連の社会権規約委員会が日本政府に対し、長時間労働や過労死の実態に懸念を示したうえで、防止対策の強化を求める勧告をしています。



過労 疲れた~~!!




外務省によると、国連の関連委員会が過労死問題に踏み込んだ勧告を日本に出すのは初めてだそうです。



この勧告に法的拘束力はありませんが、対策の実施状況について定期的な報告が求められます。



勧告では「多くの労働者が非常に長時間の労働に従事し、過労死が発生し続けている」と指摘し、「長時間労働を防ぐ措置を強化し、労働時間の制限に従わない事業者らに対し予防効果のある制裁を適用する」よう強く求めています。



この勧告を受けて、厚生労働省は何らかの対応を考えていくと思われますので注目が必要です。



―――――― 近年起きた過労死事件―――――――

【過労死認定、東急ハンズに7800万円賠償命令 神戸地裁 】

生活雑貨大手、東急ハンズ(東京)の大阪の店舗に勤務していた男性(当時30)が死亡したのは過労が原因だとして、神戸市東灘区に住む男性の妻と長男が、同社に計約9千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、神戸地裁は13日、過労死と認め、計約7800万円を支払うよう命じた。


判決理由で、長井浩一裁判長は「死亡直前は時間外労働が月80時間を超え、上司から怒鳴られるなど、精神的ストレスも抱えていた」と指摘。「過重な業務を減らさなかった」として、東急ハンズが従業員の安全に配慮する義務に違反していたと判断した。


判決によると、男性は1997年に入社。心斎橋店(大阪市中央区)の台所用品売り場で勤務していた2004年3月、自宅で就寝中に心臓に異常をきたし、突然死した。



【外国人研修生の過労死で和解 受け入れ側責任認める 】

外国人研修・技能実習制度で来日した中国人の蒋暁東さん(当時31)が急性心不全で死亡したのは、勤務先の金属加工会社、フジ電化工業(茨城県潮来市)での過重労働が原因として、妻らが同社と受け入れ団体に計約5750万円を求めた損害賠償請求訴訟は19日、水戸地裁(新谷晋司裁判長)で和解が成立した。


外国人研修生問題弁護士連絡会によると、外国人研修生や実習生の過労死をめぐる全国初の訴訟で、和解成立も初めて。


原告側代理人弁護士によると、同社と受け入れ団体の白帆協同組合(茨城県行方市)双方が責任を認め、和解金を支払う。具体的な金額や内容は非公表。


訴状によると、蒋さんは2005年に来日し、フジ電化工業の金属部品メッキ処理工場に勤務。月平均約100時間、多い月は180時間を超える残業を続け、08年6月、社員寮で就寝中に心不全で死亡した。


鹿嶋労働基準監督署が10年11月、長時間労働が原因の過労死として労災認定した。遺族が11年3月に提訴していた。



【SE過労死認め、会社に6800万円賠償命令 福岡地裁 】

システムエンジニア(SE)の女性(当時31)が不整脈で死亡したのは過労が原因だとして、勤務先だったシステム開発会社「アドバンストラフィックシステムズ」(東京・新宿)に両親が約8200万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁(府内覚裁判官)は12日までに、過重労働と死亡の因果関係を認め、約6800万円の支払いを命じた。


判決理由で府内裁判官は、女性がシステム開発を担当していた2007年2月の時間外労働は100時間を上回り、納期のため日常的に精神的緊張があったと指摘。「脳・心臓疾患の発症をもたらす過重なものだった」と認めた。


同社は「判決文を見ていないのでコメントを控える」としている。



【ヤマト運輸社員の過労死を認定 長時間労働で労基署 】

昨年8月に死亡したヤマト運輸の営業担当の男性(当時47)について、船橋労働基準監督署(千葉県船橋市)が、長時間労働による過労が原因として労災認定したことが21日、分かった。遺族側の弁護士が明らかにした。認定は13日付。


弁護士や労基署の認定によると、男性は昨年4月、同社の船橋主管支店(同市)に配属され、管轄する営業所全体の営業責任者となった。くも膜下出血で死亡する直前の3カ月間は、時間外労働が1カ月で86~110時間に及んでいたという。


ヤマト運輸は「事実関係を確認中でコメントできない」としている。



【富士通課長の過労死認定 震災対応が原因と労基署 】

富士通の課長だった男性(当時42)が昨年4月、急性心不全で死亡したのは東日本大震災の対応に追われた長時間労働が原因だったとして、三田労働基準監督署(東京)が労災認定していたことが21日、分かった。遺族側の弁護士が明らかにした。認定は今年8月30日付。


被災地以外で、震災後のシステム復旧などの業務が原因で労災認定されたケースは、厚生労働省によると「他にも数件ある」という。震災後の過重な業務が広範に及んでいたことが改めて明らかになった形だ。


記者会見した弁護士によると、男性は、富士通本社(東京・港)で海外部門の課長を務めていた飛田野達也さん。昨年3月11日の震災後、海外拠点の管理やマーケティング分析など通常業務に加え、社員の安否確認や節電対策など震災への対応も任された。震災後に外国人の上司2人が出国し、さらに負担が重くなったという。

昨年4月29日朝に自宅で死亡しているのを妻(43)が発見。震災後に休んだのは3月は4日だけで、4月はゼロだった。労基署は、直前2カ月の時間外労働が月平均82時間以上だった上、会社から貸与されたパソコンによる自宅での作業も加えると、実質的に業務に従事した時間は月300時間を超えたと認定した。


富士通広報IR室は「労災認定の詳しい内容が分からず、コメントできない」としている。

 震災関連の過労死について、過労死弁護団全国連絡会議には昨年だけで数十件の相談が寄せられたという。記者会見で弁護士は「同じことを繰り返さないよう企業や自治体に警鐘を鳴らす重要なケース。震災対応で現場にしわ寄せがいっており、健康で働くことが復興を軌道に乗せる条件になる」と話している。

6月はいろいろ強化月間です!!PageTopパワハラ相談過去最多に・・・

コメント

コメントの投稿

 管理人だけに表示する

トラックバック

http://facetofaithsrtd.blog76.fc2.com/tb.php/896-5ef321bb

プロフィール

労務管理は社会保険労務士事務所・オフィスT&D Faith(フェイス)経営労務事務所

オフィスT&D

Author:オフィスT&D
オフィスT&D Faith(フェイス)経営労務事務所は、大阪市北区に事務所を構える社会保険労務士事務所です。最適な人事労務管理など、様々なご要望にお応えいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

J-NET21

オレキケブログへようこそ!!

RSSリンクの表示